
監修者京都大学大学院医学研究科 総合内科
夏バテは暑さや疲労による慢性的な体調不良で、安静・水分補給で回復することが多いです。熱中症は体温40℃以上で意識障害を伴う重篤な状態であり、即座に救急対応が必要です。
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夏バテ(熱疲労)とは|疲労感・食欲不振が主な症状
夏バテ(熱疲労)は、高温環境への長時間暴露や運動によって、体の冷却能力が追いつかなくなり発生します。小児・高齢者・慢性疾患のある方が特になりやすいとされており、脱水が症状を悪化させます[Handb Clin Neurol. 2018;157:505-529.]。安静・冷却・水分補給で比較的短時間で回復することが多いのが夏バテの特徴です。
熱中症(熱射病)とは|体温40℃以上・意識障害の危険
熱中症(熱射病)は熱関連疾患の中で最も重篤で生命の危険性を持ちます。体温が通常より40℃以上に上昇し、運動失調・せん妄・痙攣など中枢神経系の機能障害の徴候が見られる場合は、即座に救急対応と急速冷却が必要です[StatPearls. 2023 (PMID: 30725820).]。
夏バテと熱中症の見分け方|意識の変化があるかどうか
夏バテと熱中症を見分けるポイントは意識の変化の有無です。言葉が出てこない・歩行がふらつく・話しかけても応じないなどの生命に関わるサインがあれば、重症熱中症として即座に救急車を呼ぶ判断となります。
夏バテと熱中症を防ぐうえで日常生活の工夫として検討が推奨される点
▶特に重要とされるのは「『少しくらい大丈夫』と思わず、意識の変化を見たら即座に救急車を呼ぶ」という判断を持つことです。暑さによる健康被害への最大の防衛と考えられています。

ここだけは伝えたいメッセージ
「少しくらい大丈夫」と思って放置すると、適切なケアが遅れる危険があります。特に小児・高齢者・屋外作業時に同伴者がいる場合は、周囲の人が異変への感度を上げて対応することが重要です。
年齢や健康状態に関わらず、屋外で具合が悪くなった場合は涼しい場所で休息し、関係者に一報することをご検討ください。
まとめ:夏バテと熱中症の違いと症状での見分け方
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(参考文献)
Kenny GP, Wilson TE, Flouris AD, Fujii N. Heat exhaustion. Handb Clin Neurol. 2018;157:505-529.
Morris A, Patel G. Heat Stroke. StatPearls [Internet]. StatPearls Publishing; 2023. PMID: 30725820.









