

監修者平塚市民病院 皮膚科
日焼けによる色素沈着(シミ)は、紫外線によるメラニン色素の過剰産生が原因です。ビタミンCをはじめとする抗酸化物質を含む食事が、体の内側からメラニン生成の抑制を支える可能性があります。
日焼け後にシミができる仕組み|メラニンの過剰産生
紫外線暴露による急性の日焼けは即時の黒化を引き起こし、長期かつ慢性的な紫外線暴露は不均一な色素沈着をもたらし、シミ・そばかす・老人性色素斑などが生じやすくなることが示されています[J Investig Dermatol Symp Proc. 2009;14(1):32-5.]。シミの原因となるメラニンの過剰産生は、日焼けによるピーク後も続くため、日焼けの後にこそケアが大切とされています。
ビタミンCの役割|食事でできるシミケア
内側からのケアとして注目されているのがビタミンCです。ビタミンCは皮膚の強力な抗酸化物質のひとつとされており、光老化(紫外線による肌の老化)からの保護・コラーゲン合成の促進・メラニン生成の抑制などの働きが報告されています[J Investig Dermatol. 2021; 141(4S):1111-1118.]。食事からのビタミンC摂取を意識することが、日焼け後の内側からのケアの一助とされています。
ビタミンCが豊富な食材|毎日継続的に摂取することが大切
ビタミンCは水溶性ビタミンのため体にためることができず、食事から毎日継続的に摂取することが重要です。パプリカ・赤いピーマン・イチゴ・ブロッコリー・キウイなどはビタミンCの豊富な食材です。
シミケアのうえで日常生活の工夫として検討が推奨される点
▶特に重要とされるのは「日焼け止め(外側のケア)と食事からの抗酸化物質(内側のケア)を両輪で行う」ことが、シミコントロールの基本と考えられています。

ここだけは伝えたいメッセージ
日焼けあとのシミは数週間後に目立ち始めるため、「ケアしているのに変化がない」と焦らず、続けることが大切です。外側のケアと並行して、食事からの内側ケアも継続することで、少しずつ変化を感じやすくなる方もいます。
既存のシミや色素沈着が気になる場合は、皮膚科への相談をご検討ください。
まとめ:日焼けあとのシミコントロールと食事
- シミの原因: 紫外線による急性・慢性のメラニン過剰産生が色素沈着として残る
- 食事からできること: ビタミンCを豊富に含む食品(パプリカ・イチゴ・赤いピーマンなど)を毎日継続的に摂取する
- 外側のケアが大前提: 日焼け止めを必ず毎日塗り直すことがシミ予防の基本
- 内外両輪が大切: 日焼け止め(外側)+食事の工夫(内側)を組み合わせる
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(参考文献)
Coelho SG, Choi W, Brenner M, et al. Short- and long-term effects of UV radiation on the pigmentation of human skin. J Investig Dermatol Symp Proc. 2009;14(1):32-5.
Al-Niaimi F, Chiang NYZ. Topical Vitamin C and the Skin: Mechanisms of Action and Clinical Applications. J Clin Aesthet Dermatol. 2017;10(7):14-17.
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