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ビタミンCでシミは薄くなる?メラニン抑制のしくみと食事での効果的な摂り方を教えてください。
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ビタミンCでシミは薄くなる?メラニン抑制のしくみと食事での効果的な摂り方を教えてください。

髙岡 真梨子監修者

平塚市民病院 皮膚科

髙岡 真梨子

ビタミンCにはメラニン合成に関わる酵素の働きを抑える可能性があり、肌への塗布に関しては色素沈着の改善を示す研究が複数報告されています。

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ビタミンCがシミを抑えるしくみ|チロシナーゼへの作用

シミの原因のひとつは、メラノサイトが「チロシナーゼ」という酵素を使ってメラニンを過剰につくることとされています。ビタミンC(アスコルビン酸)はこのチロシナーゼの活性を低下させることでメラニンの合成を抑える可能性があると報告されており、皮膚科領域で以前から注目されてきた成分のひとつです。

ビタミンCの外用研究|色素沈着の改善報告

複数の研究を統合した分析では、ビタミンCが紫外線誘発性色素沈着を用量依存的に軽減するという結果が得られています[De Dormael R et al. J Clin Aesthet Dermatol. 2019;12(2):E53-E59.]。また、肌に直接塗るタイプのビタミンCを使った研究では、シミ(肝斑)の客観的な色素測定で有意な色素低下が認められた報告があります。さらに、紫外線による肌荒れが滑らかになったという所見も確認されており、複合的な肌改善が期待されています[Correia G, Magina S. J Cosmet Dermatol. 2023;22(7):1938-1945.]。

食事からビタミンCを摂るコツ|おすすめ食品と調理法

食事からの摂取による肌への直接効果については、現時点では研究が十分に積み重なっておらず、著しい変化をもたらすには継続した取り組みと個人差があることを念頭に置く必要があります。

日常生活の工夫として検討・推奨される点

特に重要とされるのはビタミンCを毎日こまめに食事から補うことと考えられています。

シミ対策におけるビタミンCの効果的な取り入れ方に関する3つのコツとその内容、理由をまとめた表です。1つ目は「ビタミンC豊富な食品を毎食意識する」で、内容は赤パプリカ・ブロッコリー・いちご・柑橘類を取り入れることです。理由は「ビタミンCは体内に蓄積されにくく、こまめな補給が有効と考えられている」からです。2つ目は「加熱しすぎない調理を心がける」で、内容は生食・さっと炒めるなどの調理法を選ぶことです。理由は「ビタミンCは水溶性で熱に弱く、長時間の加熱で損失しやすい」からです。3つ目は「喫煙・過度なストレスを避ける」で、内容は禁煙やリラクゼーションを取り入れることです。理由は「喫煙や酸化ストレスによってビタミンCの消費が増える可能性がある」からです。

ここだけは伝えたいメッセージ

ビタミンCは皮膚科学の分野でも長く研究されてきた栄養素です。「すぐに劇的にシミが消える」ものではありませんが、毎日の食事でコツコツ補給することが、長い目で見た肌ケアの土台になる可能性があります。

シミが著しく広がったり、気になる変化がある場合は皮膚科への受診をご検討ください。

まとめ:ビタミンCとシミの関係

  • 作用のしくみ: チロシナーゼ活性を抑制し、メラニンの過剰産生を抑える可能性がある
  • 外用研究では: 色素沈着の改善・光老化の影響を受けた肌改善を示す報告がある
  • 継続が大切: 効果が現れるには時間がかかり、個人差がある
  • 食事源: 赤パプリカ・ブロッコリー・いちご・柑橘類がビタミンCを多く含む食品として知られている

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(参考文献)

De Dormael R, Bastien P, Siwek P, Ibanez F, Mangé A, Tardy I, Luneau A, Bauza E, Lacroix G, Domloge N. Vitamin C Prevents Ultraviolet-induced Pigmentation in Healthy Volunteers: Bayesian Meta-analysis Results from 31 Randomized Controlled versus Vehicle Clinical Studies. J Clin Aesthet Dermatol. 2019;12(2):E53-E59.
Correia G, Magina S. Efficacy of topical vitamin C in melasma and photoaging: A systematic review. J Cosmet Dermatol. 2023;22(7):1938-1945.

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