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ビタミンCは肌のアンチエイジングに役立つ?コラーゲン合成や抗酸化のしくみと食事でのケアを教えてください。
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ビタミンCは肌のアンチエイジングに役立つ?コラーゲン合成や抗酸化のしくみと食事でのケアを教えてください。

髙岡 真梨子監修者

平塚市民病院 皮膚科

髙岡 真梨子

ビタミンCはコラーゲン合成を助ける働きが知られており、紫外線や酸化ストレスから肌を守る可能性があると報告されています。

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ビタミンCとコラーゲンの関係|合成促進・安定化・分解抑制

肌の弾力やハリを支えるコラーゲンは、ビタミンCがないと正常に合成されないといわれています。ビタミンCはコラーゲンの産生を促すだけでなく、コラーゲン線維の安定化や分解の抑制にも関わる可能性があると報告されており、肌の老化を遅らせる側面からも注目されてきました[Al-Niaimi F, Chiang NY. J Clin Aesthet Dermatol. 2017;10(7):14-17.][Pinnell SR et al. Arch Dermatol. 1987;123(12):1684-6.]。

ビタミンCの抗酸化作用|紫外線ダメージからの保護

また、ビタミンCは皮膚に存在する抗酸化物質のひとつで、紫外線による酸化ダメージから肌細胞を守る「光保護作用」があると考えられています。紫外線を浴びると体内で活性酸素が発生し、コラーゲンの分解や肌のくすみを引き起こす可能性がありますが、ビタミンCはこの酸化ストレスを和らげる役割を果たすと報告されています。

ビタミンCの外用研究|しわ・きめ改善の報告

ビタミンCを塗布した研究では、処置を受けた皮膚が滑らかでしわが少なくなったという所見が報告されており、老化による肌の変化を和らげる可能性が示されています[Correia G, Magina S. J Cosmet Dermatol. 2023;22(7):1938-1945.]。

ただし、これらのエビデンスの多くは外用(塗布)に関する研究で確認されたものです。食事・経口摂取による肌への直接的な効果については、引き続き研究が積み重ねられている段階です。

日常生活の工夫として検討・推奨される点

特に重要とされるのはビタミンCの毎日の補給を、遮光ケアと組み合わせて続けることと考えられています。

ビタミンCとコラーゲン合成に関する3つのコツとその内容、理由をまとめた表です。1つ目は「ビタミンC豊富な食品を毎日の食事に取り入れる」で、内容はレモン・キウイ・パプリカ・ブロッコリーなどを食べることです。理由は「コラーゲン合成は継続的なビタミンC補給が必要とされている」からです。2つ目は「日焼け止めとの組み合わせを意識」で、内容は食事でのビタミンC摂取と日常での遮光を合わせて行うことです。理由は「酸化ダメージと紫外線ダメージの両方を抑えることが期待される」からです。3つ目は「十分な睡眠でコラーゲン合成を助ける」で、内容は7〜8時間の睡眠を確保することです。理由は「皮膚の修復は睡眠中に活発になると考えられている」からです。

ここだけは伝えたいメッセージ

アンチエイジングは一夜にして叶うものではありませんが、毎日の食事・遮光・睡眠の積み重ねが肌の変化につながる可能性があります。あせらず、自分のペースでケアを続けていくことが大切です。

肌のしわやたるみが急に気になり始めた場合は、皮膚科や美容皮膚科への受診をご検討ください。

まとめ:ビタミンCとアンチエイジング

  • コラーゲンへの働き: コラーゲン合成の促進・安定化・分解抑制の3つのメカニズムが報告されている
  • 抗酸化作用: 紫外線による酸化ストレスから肌を守る可能性がある
  • 外用研究では: 肌のきめ改善・しわの軽減を示す所見がある
  • 食事源: 柑橘類・キウイ・パプリカ・ブロッコリーが代表的なビタミンCを多く含む食品

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(参考文献)

Al-Niaimi F, Chiang NY. Topical Vitamin C and the Skin: Mechanisms of Action and Clinical Applications. J Clin Aesthet Dermatol. 2017;10(7):14-17.
Pinnell SR, Murad S, Darr D. Induction of collagen synthesis by ascorbic acid. A possible mechanism. Arch Dermatol. 1987;123(12):1684-6.
Correia G, Magina S. Efficacy of topical vitamin C in melasma and photoaging: A systematic review. J Cosmet Dermatol. 2023;22(7):1938-1945.

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