ユビーウェルネス
BMIを計算して肥満症か確認するセルフチェックの案内
夏になると肌が荒れやすくなるのはなぜですか?腸内環境を整えることで肌ケアになると聞きましたが本当ですか?
NEW

夏になると肌が荒れやすくなるのはなぜですか?腸内環境を整えることで肌ケアになると聞きましたが本当ですか?

髙岡 真梨子監修者

平塚市民病院 皮膚科

髙岡 真梨子

紫外線・汗・冷房乾燥が重なる夏は肌が荒れやすく、腸内環境を整えることで肌ケアにつながる可能性が報告されています。

1分診断・あなたの美容投資タイプ

1 / 7

5つの質問に答えると、あなたの「美容投資タイプ」がわかります。

いま行っているシミ・そばかす対策は?(あてはまるものすべて)

夏に肌が荒れやすくなる原因|紫外線・汗・冷房乾燥の影響

夏は紫外線、汗、そして冷房による乾燥が重なり、肌に負担がかかりやすい季節です。

紫外線を浴びると肌の表面(角層)がダメージを受け、水分を保つ力が弱まります。また、汗をかくことで肌の表面が刺激され、かゆみや赤みにつながることがあります。さらに、冷房の効いた室内は湿度が低くなりやすい環境です。低湿度の環境では肌のバリア機能が低下することが報告されています[J Eur Acad Dermatol Venereol. 2016;30(2):223-249.]。こうした複数の環境要因が重なることで、夏は肌荒れが起きやすくなると考えられています。

腸と肌のつながり|腸-皮膚軸のしくみ

近年、腸と肌が互いに影響し合う「腸-皮膚軸(ちょう-ひふじく)」という関係が注目されています。

腸内の細菌バランスが崩れると、免疫のはたらきに変化が生じます。その結果、肌にも影響が及ぶ可能性があることが報告されています[Microorganisms. 2021;9(2):353.]。腸は食べ物の消化・吸収だけでなく、全身の免疫にも深く関わっている臓器です。そのため、腸内環境の乱れが肌の状態にも反映されることがあると考えられています。この腸-皮膚軸の考え方は、夏の肌荒れ予防を考えるうえでも重要な視点といえます。

腸内環境を整えることで期待できる肌への効果

腸内環境を整えるために乳酸菌などを摂取することが、肌の状態によい影響をもたらす可能性が報告されています。

乳酸菌やビフィズス菌を含む食品を摂取すると、体内の酸化ストレス(細胞を傷つける反応)が軽減され、炎症が抑えられる可能性があります。その結果として、肌の状態が改善することが示されています[Nutrients. 2023;15(14):3123.]。この知見は、日々の食事で腸内環境を意識することが夏の肌荒れ対策としても役立つ可能性を示すものと考えられます。

また、紫外線による肌へのダメージに対しても、プロバイオティクス(乳酸菌やビフィズス菌などの有用な微生物)の摂取が保護的にはたらく可能性があります。プロバイオティクスを継続的に摂取することで、紫外線による肌からの水分蒸散が抑えられたという報告があります[Photodermatol Photoimmunol Photomed. 2023;39(2):122-131.]。夏の紫外線対策として日焼け止めや帽子に加え、腸内環境を整えることも肌を守るケアのひとつとして注目されています。

紫外線が腸内環境にも影響する|肌と腸の双方向の関係

腸から肌への影響だけでなく、肌から腸への影響もあることがわかってきています。紫外線(UVB)を浴びることで、腸内の細菌バランスが変化することが報告されています[Photochem Photobiol Sci. 2020;19(1):20-28.]。

つまり、紫外線は肌を直接傷つけるだけでなく、腸内環境にも変化をもたらします。さらに、その腸内環境の変化が肌に影響する可能性もあり、双方向の関係があると考えられています。この知見からも、夏の肌ケアでは紫外線対策と腸内環境ケアの両面からアプローチすることが大切であるといえます。

夏の肌荒れ対策と腸内環境ケアを両立するうえで日常生活の工夫として検討が推奨される点

夏の肌荒れを防ぐための3つのコツとその内容、理由をまとめた表です。1つ目は「発酵食品を毎日の食事に取り入れる」で、内容はヨーグルト・味噌・納豆などを意識して食べることです。理由は「腸内環境が整うことで、肌の状態にもよい影響が期待できると考えられている」からです。2つ目は「紫外線対策を徹底する」で、内容は日焼け止めの塗り直しや帽子・日傘を活用することです。理由は「紫外線は肌だけでなく腸内環境にも影響を及ぼす可能性がある」からです。3つ目は「室内の湿度管理を意識する」で、内容は冷房使用時は加湿器や濡れタオルで湿度を保つことです。理由は「低湿度環境では肌のバリア機能が低下する可能性がある」からです。

ここだけは伝えたいメッセージ

夏の肌荒れは紫外線・汗・冷房乾燥といった外からの刺激だけでなく、腸内環境という体の内側の状態も関わっている可能性があります。毎日の食事で発酵食品を取り入れるなど、無理のない範囲で腸内環境を意識した生活を続けることが、肌の調子を整えるうえでの一助となるかもしれません。

ただし、肌荒れが長引く場合や症状がひどい場合には、セルフケアだけで対処しようとせず、医療機関への相談をご検討ください。

まとめ:夏の肌荒れと腸内環境ケアのポイント

  • 夏に肌が荒れやすい原因: 紫外線・汗・冷房乾燥が重なり、肌のバリア機能が低下しやすくなります
  • 腸と肌のつながり: 腸内の細菌バランスが崩れると、免疫を介して肌に影響が及ぶ可能性が報告されています
  • 腸内環境を整える効果: 乳酸菌などの摂取により、酸化ストレスの軽減や紫外線による肌ダメージの抑制が期待されています
  • 紫外線と腸の双方向性: 紫外線は肌だけでなく腸内環境にも影響を及ぼし、肌と腸は互いに関係し合っています
  • 日常のケア: 発酵食品の摂取・紫外線対策・室内の湿度管理を組み合わせたケアが推奨されます

1分診断・あなたの美容投資タイプ

1 / 7

5つの質問に答えると、あなたの「美容投資タイプ」がわかります。

いま行っているシミ・そばかす対策は?(あてはまるものすべて)

編集・監修基準について

本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。

コンテンツ制作・運営ポリシーについて
企画・執筆、医師監修、編集レビュー、公開までの流れ

ユビーウェルネスをGoogleの優先ソースに登録

Googleの「優先ソース」に登録すると、Google検索やAIによる回答(AI Overviews / AI モード)で、ユビーウェルネスの記事が優先的に表示されるようになります。

Googleで優先するソースとして追加

(参考文献)

De Pessemier B, Grine L, Debaere M, et al. Gut-Skin Axis: Current Knowledge of the Interrelationship between Microbial Dysbiosis and Skin Conditions. Microorganisms. 2021;9(2):353.
Gao T, Wang X, Li Y, Ren F. The Role of Probiotics in Skin Health and Related Gut-Skin Axis: A Review. Nutrients. 2023;15(14):3123.
Jwo JY, Chang YT, Huang YC. Effects of probiotics supplementation on skin photoaging and skin barrier function. Photodermatol Photoimmunol Photomed. 2023;39(2):122-131.
Ghaly S, Kaakoush NO, Hart PH. Effects of UVR exposure on the gut microbiota of mice and humans. Photochem Photobiol Sci. 2020;19(1):20-28.
Engebretsen KA, Johansen JD, Kezic S, et al. The effect of environmental humidity and temperature on skin barrier function and dermatitis. J Eur Acad Dermatol Venereol. 2016;30(2):223-249.

公開日:

最終更新日:

あなたは大丈夫?まずは肥満症かセルフチェック

STEP1

1 / 4

まずは身長と体重を教えてください。

BMI25.0kg/㎡以上で肥満の範囲に入ります。

cm
kg
BMIや健康障害について考えている人物のイラスト

美肌ケアの記事から探す

人気記事ランキング