

監修者医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
梅雨時期の気圧・湿度・気温の変化が自律神経(体の内側から調整する神経)に負担をかけ、体のだるさや気分の低下が生じやすくなります。腸内環境が体調に影響する腸脳軸の仕組みから、腸活でだるさを軽減できる可能性も指摘されています。
梅雨にだるくなる原因|気圧・湿度の変化と自律神経
梅雨は気圧・湿度・気温が大きく変動する時期です。これらの変化に対応するため自律神経が働き続けやすくなり、常に交感神経(活動モードの神経)が優位になりやすい状態が続くことが、体のだるさや疲労感につながると考えられています。
腸脳軸とセロトニン|腸内環境が体調に影響する仕組み
腸内環境と体調の関係には、「腸脳軸(ちょうのうじく)」と呼ばれる腸と脳の双方向のコミュニケーションを介した影響が起きていると考えられています。腸内微生物が腸脳軸のシグナルに関与し、セロトニン(気分や体調に関わる物質)が腸と脳の両方で重要な役割を果たすことが報告されています[Gastroenterology. 2021;160(5):1486-1501.]。腸内環境の乱れが腸脳軸の機能不全と関連することも示されており、腸内細菌の影響を受けて腸で産生されるセロトニンが、継続的な調節シグナルとして全身に作用する可能性が指摘されています[Rev Neurosci. 2020;31(4):415-25.]。腸で産生されたセロトニンが脳に行くことはないため、気分などに直接影響するとは限りませんが、腸内環境が全身の体調に関わっている可能性を示唆しています。ただし、これらの知見の多くは動物実験から得られたものであり、ヒトへの応用にはさらなる研究が必要とされています。
日常生活の工夫として検討・推奨される点
▶特に重要なのは、「梅雨は体がだるくなりやすい時期だからこそ、無理に動くのではなく、休息を取りながら腸活を継続する」ことが比較的続けやすいと考えられている点です。

伝えたいメッセージ
梅雨のだるさは「気のせい」ではなく、体の内側から起きる生理的な変化が背景にあることが多いです。日々の腸活・睡眠・リラックスなどを通じて、身体のバランスを整えていくことが、長い梅雨を少しでも楽に過ごす助けになることがあると言われています。
だるさが2週間以上続く場合や、日常生活に支障が出る場合は、内科への受診をご検討ください。
まとめ:梅雨のだるさと腸内環境の関係
- だるさの主な原因: 気圧・湿度・気温の変化が自律神経に負担をかけ、体と心が疲れやすくなる
- 腸脳軸の関与: 腸内細菌が、体調に関わるセロトニンの調節に関係する可能性が示されている(動物実験主体で研究続行中)
- 腸活の役割: 発酵食品・プロバイオティクス・リラックスを組み合わせることが参考にされている
編集・監修基準について
本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。
コンテンツ制作・運営ポリシーについて
ユビーウェルネスをGoogleの優先ソースに登録
Googleの「優先ソース」に登録すると、Google検索やAIによる回答(AI Overviews / AI モード)で、ユビーウェルネスの記事が優先的に表示されるようになります。

(参考文献)
Margolis KG, Cryan JF, Mayer EA. The Microbiota-Gut-Brain Axis: From Motility to Mood. Gastroenterology. 2021;160(5):1486-1501.
Szőke H, Kovács Z, Bókkon I, et al. Gut dysbiosis and serotonin: intestinal 5-HT as a ubiquitous membrane permeability regulator in host tissues, organs, and the brain. Rev Neurosci. 2020;31(4):415-25.
あなたは大丈夫?まずは肥満症かセルフチェック
STEP1
1 / 4
まずは身長と体重を教えてください。
BMI25.0kg/㎡以上で肥満の範囲に入ります。








