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土用の丑に食べる「うなぎ」と「サーモン」、スタミナ面ではどちらが優れていますか?栄養の違いを教えてください。

土用の丑に食べる「うなぎ」と「サーモン」、スタミナ面ではどちらが優れていますか?栄養の違いを教えてください。

石川 翔理監修者

医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科

石川 翔理

うなぎはエネルギーとたんぱく質が豊富で、サーモンは心血管系イベントの予防効果が期待できるDHA・EPA(オメガ3脂肪酸)が豊富です。目的に応じて上手に選ぶことが大切です。

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うなぎの強み|高い栄養密度

うなぎはエネルギーとたんぱく質が豊富で、食欲が落ちても食べやすく、しかもビタミンA、B1といった栄養を凝縮して含んでいます。夏場で体力が落ちているときに、少ない量で栄養を底上げしやすい食品です。

サーモンの強み|DHA・EPAと健康

サーモンに豊富なDHAおよびEPA(イコサペンタエン酸)は長鎖オメガ3脂肪酸で、脳・心臓・神経系の健康と密接に関わっています。DHAは脳の神経細胞膜に不可欠な成分であり、EPAは心血管イベントを予防する可能性が報告されています[Front Aging Neurosci. 2015;7:52.]。

栄養の特徴で選ぶ|うなぎはビタミンB1、サーモンはオメガ3脂肪酸

うなぎはビタミンB1が豊富な食品です。ビタミンB1は極端に不足すると倦怠感などが現れることがあります(ただし通常の食事をしていれば欠乏はまれです)。一方サーモンはEPA、DHAといったオメガ3脂肪酸を多く含みます。

うなぎとサーモンの栄養を活かすうえで日常生活の工夫として検討が推奨される点

健康的な食事の工夫について、2つのコツとその内容、理由をまとめた表です。1つ目は「土用の丑にはうなぎを惜しみなく」で、土用の丑を活用、またはうなぎを含む定番の海鮮メニューを活用することです。理由は「ビタミンB1豊富で、疲労回復に寄与する可能性があるから」です。2つ目は「週に1回はサーモンを食卓に加える」で、普段のランチ・夕食にサーモンの刺身・カルパッチョ等を取り入れることです。理由は「DHA・EPAが心血管イベントの予防になるから」です。
▶特に重要とされるのは「多様な食品のひとつとしてバランスよく取り入れる」ことです。魚を食事に取り入れる習慣は、健康的な食生活を支える要素のひとつとしてすすめられています。無理なく続けられる頻度で楽しむのがおすすめです。

ここだけは伝えたいメッセージ

「土用の丑のうなぎ」は日本の伝統的な食文化ですが、サーモンも同様に優れた魚です。日々の高温・疲労の中で、多様な食品を取り入れることが食事をより実りあるものにしてくれます。

魚アレルギーのある方や特定の疾患をお持ちの方は、食事内容について医師や栄養士への相談をご検討ください。

まとめ:うなぎとサーモンの栄養面の違い

  • うなぎの強み: ビタミンB1(チアミン)豊富。エネルギー代謝を支え疲労回復や夏バテ対策に
  • サーモンの強み: DHA・EPA(オメガ3)豊富。心血管イベントの予防に役立つ
  • 共通点: 両者とも優れたタンパク質源で、定期的に食卓に取り入れることが推奨される

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(参考文献)

Bozic I, Lavrnja I. Thiamine and benfotiamine: Focus on their therapeutic potential. Heliyon. 2023;9(11):e21839.
Dyall SC. Long-chain omega-3 fatty acids and the brain: a review of the independent and shared effects of EPA, DPA and DHA. Front Aging Neurosci. 2015;7:52.

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