ユビーウェルネス
10問であなたのうっかり日焼けタイプを診断するセルフチェックの案内
夏の足のにおい対策|原因と今日からできるケア
NEW

夏の足のにおい対策|原因と今日からできるケア

髙岡 真梨子監修者

平塚市民病院 皮膚科

髙岡 真梨子

足のにおいは、足裏の常在菌が汗を分解することで発生します。足を清潔に保ち、蒸れを防ぐケアがにおい軽減のポイントです。

食事や市販のケアで届かないと感じたときは、医師に相談して処方を受けるという選択肢もあります。

シミ・そばかすのオンライン診療ミナカラ オンライン診療オンライン診療で相談する

自宅から相談でき、お薬は自宅に届きます。診察・お薬は自費(保険適用外)です。

1分診断・あなたの美容投資タイプ

1 / 7

5つの質問に答えると、あなたの「美容投資タイプ」がわかります。

いま行っているシミ・そばかす対策は?(あてはまるものすべて)

足のにおいの原因|汗と常在菌の関係

足裏には、エクリン汗腺(体温を調節するための汗を出す腺)が体の中で最も多く集まっています(StatPearls. 2022.)。この汗腺から出る汗自体にはにおいがありません。

しかし、皮膚の表面にすむ常在菌が汗に含まれるアミノ酸を分解すると、においの物質が作られます。特に表皮ブドウ球菌という菌が関与しており、生じるイソ吉草酸が足の刺激的なにおいの正体です[Can J Microbiol. 2006;52(4):357-64.]。夏は気温が高く汗の量が増えます。さらに靴の中が高温多湿になりやすいため、細菌が活発に働き、においが強くなりやすいと考えられます。

足裏がにおいやすい理由|細菌の密度と部位の違い

足のにおいの原因物質であるイソ吉草酸は、においが強い人全員から検出されています。一方、においが弱い人からはほとんど検出されなかったという報告があります[Br J Dermatol. 1990;122(6):771-6.]。

また、足裏は足の甲と比べてブドウ球菌の密度が高いことが明らかになっています。イソ吉草酸の濃度も足裏のほうが有意に高く、足の甲ではほぼ検出されませんでした[FEMS Microbiol Ecol. 2015;91(1):1-11.]。こうした研究結果から、足裏に細菌が集中していることが、足が体の他の部位よりもにおいやすい直接的な要因と考えられます。

足のにおいを消す方法|清潔と乾燥のケア

足の指の間から分離された細菌のほとんどは表皮ブドウ球菌であったと報告されています。この菌に対して抗菌成分を含むローションを塗布したところ、菌の数が有意に減少し、においも抑えられました[日本細菌学雑誌. 1990;45(4):797-800.]。この結果は、日常のケアで足の細菌を減らすことが、におい軽減につながる可能性を示しています。

具体的には、毎日の入浴時に足の指の間まで丁寧に石けんで洗うことが基本です。洗ったあとは水分をしっかり拭き取り、乾かしてから靴下を履くようにしましょう。

靴の中の蒸れを防ぐことも大切です。同じ靴を毎日履き続けると、内部の湿気が抜けにくくなります。複数の靴をローテーションして乾燥させる時間をつくることが推奨されます。靴下は吸湿性の高い素材(綿や麻など)を選び、汗をかいたら早めに履き替えるとよいでしょう。

また、天然の芳香成分がにおいの原因物質であるイソ吉草酸の産生を抑えることも報告されています[Can J Microbiol. 2006;52(4):357-64.]。市販の消臭スプレーやデオドラント製品の活用も選択肢のひとつです。

足のにおい対策のうえで日常生活の工夫として検討が推奨される点

足のにおい対策のための3つのコツと理由をまとめた表です。 1つ目は「足の洗い方を見直す」で、指の間や爪のまわりまで石けんで丁寧に洗い、洗った後はしっかり乾かすことです。理由は、細菌の数を減らすことでにおいの原因物質の産生が抑えられる可能性があるためです。 2つ目は「靴のローテーション」で、同じ靴を連日履かず、2〜3足を交互に履いて靴の内部を乾燥させることです。理由は、靴内の湿度が下がると細菌の繁殖が抑えられると考えられているためです。 3つ目は「靴下の素材と交換」で、吸湿性の高い素材の靴下を選び、汗をかいたら早めに履き替えることです。理由は、足裏の汗を吸収して蒸れを軽減し、細菌が活動しにくい環境を保つと考えられているためです。

特に重要とされるのは、足を洗ったあとにしっかり乾かすことと考えられています。足が濡れたまま靴下を履くと、靴の中が蒸れやすくなり、細菌が繁殖しやすい環境が整ってしまいます。

ここだけは伝えたいメッセージ

足のにおいは多くの人が経験する夏の悩みです。毎日のちょっとした工夫で、においを軽減できる可能性があります。足の洗い方や靴の乾燥を意識するところから始めてみてはいかがでしょうか。

ただし、ケアを続けてもにおいが改善しない場合や、皮膚のかゆみ・かさつきをともなう場合は、別の原因が隠れている可能性もあります。そのようなときは、医療機関への相談をご検討ください。

まとめ:夏の足のにおいの原因とケアのポイント

  • においの正体: 足裏の常在菌(表皮ブドウ球菌など)が、汗中のアミノ酸を分解して生じるイソ吉草酸が主な原因物質です
  • 足裏がにおいやすい理由: 足裏はエクリン汗腺が体の中で最も密集しており、ブドウ球菌の密度も高いためです
  • 基本のケア: 足の指の間まで丁寧に洗い、しっかり乾かすことで菌を減らし、におい軽減につながる可能性があります
  • 靴と靴下の工夫: 複数の靴をローテーションして乾燥させ、吸湿性の高い靴下をこまめに替えることが推奨されます
  • 改善しないとき: ケアを続けてもにおいが気になる場合は、医療機関への相談をご検討ください

1分診断・あなたの美容投資タイプ

1 / 7

5つの質問に答えると、あなたの「美容投資タイプ」がわかります。

いま行っているシミ・そばかす対策は?(あてはまるものすべて)

編集・監修基準について

本記事は情報の正確性を担保するため、以下のフローを経て作成・公開されています。

コンテンツ制作・運営ポリシーについて
企画・執筆、医師監修、編集レビュー、公開までの流れ

ユビーウェルネスをGoogleの優先ソースに登録

Googleの「優先ソース」に登録すると、Google検索やAIによる回答(AI Overviews / AI モード)で、ユビーウェルネスの記事が優先的に表示されるようになります。

Googleで優先するソースとして追加

(参考文献)

Katsutoshi Ara et al. Foot odor due to microbial metabolism and its control. Can J Microbiol . 2006, 52, 357-64.

F Kanda et al. Elucidation of chemical compounds responsible for foot malodour. Br J Dermatol . 1990, 122, 771-6.

Rika E Anderson et al. Biogeography and ecology of the rare and abundant microbial lineages in deep-sea hydrothermal vents. FEMS Microbiol Ecol . 2015, 91, 46033.

小林 真次. 表皮ブドウ球菌(Staphylococcus epidermidis)と不快な足臭との関係について. 日本細菌学雑誌. 1990, 45, 797-800.

公開日:

最終更新日:

あなたは大丈夫?まずは肥満症かセルフチェック

STEP1

1 / 6約30秒

20歳のころと比べて、体重は10kg以上増えましたか?

このチェックでわかること

  • あなたのBMI(自動計算)
  • 「肥満症」にあてはまる可能性の目安
BMIや健康障害について考えている人物のイラスト

美肌ケアの記事から探す

人気記事ランキング