鼻の癌(鼻腔癌、副鼻腔癌)のステージ別の生存率や余命は?治療方法は?
副鼻腔がんについて、特に知りたいことは何ですか?
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副鼻腔がんのステージ別(転移の有無別)での余命は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
副鼻腔がんのステージ別(転移の有無別)での余命は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
鼻副鼻腔がんの予後を解説でお示しします。
アメリカのSurveillance、 Epidemiology、 and End Results (SEER)データベースの統計によると、2012年〜2018年に診断された鼻腔および副鼻腔がんの5年生存率(診断から5年後に生存している方の割合)は、がんの進行度に基づいて以下のように分類されています。
ステージ別の5年生存率
早期がん(主にステージ1、 2)
- がんが鼻腔や副鼻腔の外に広がっていない段階
- 5年生存率:86%
進行がん(主にステージ3、 4A、 4B)
- がんが鼻腔や副鼻腔の外に広がり、近くの構造やリンパ節に達している段階
- 5年生存率:52%
遠隔転移あり(ステージ4C)
- がんが体の遠くの部位(例: 肺など)にまで転移している段階
- 5年生存率:43%
ただし、治療法は常に進歩しているため、最近診断された方の予後は、これらの統計よりも良好である可能性があります。
鼻腔がんのステージ別の余命は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
鼻腔がんのステージ別の余命は、適切に治療した場合、それぞれどのくらいですか?
解説に腫瘍の大きさ別の5年生存率をお示しします。
鼻腔がんの治療方法として、ステージごとにそれぞれどのようなものがありますか?
鼻腔がんの治療方法として、ステージごとにそれぞれどのようなものがありますか?
ステージやがんの種類により、手術や放射線治療、化学療法を組み合わせて治療を行います。
鼻腔がんには扁平上皮がん、腺系悪性腫瘍(腺がん、腺様嚢胞がんなど)、悪性リンパ腫、嗅神経芽細胞腫、粘膜悪性黒色腫などの種類があり、その組織型やステージ(病気の進行具合を示す分類)によって治療は異なります。
ここでは鼻腔がんで多い組織型である、扁平上皮がんに関して説明します。
早期がん(ステージ1、 2)の場合
手術は内視鏡下腫瘍摘出術が第一選択となることが多いです。
進行がん(ステージ3、 4)の場合
手術は鼻の外側の顔面に皮膚切開を行う外側鼻切開や、口の方からアプローチする犬歯窩切開などによる腫瘍摘出術を行います。頭の方へ侵攻している場合には、頭蓋艇手術が行われることがあります。首のリンパ節に転移がある場合、首のリンパ節を掃除する手術(頸部郭清術)が行われます。
早期がん、進行がんともに放射線療法、重粒子線治療、陽子線治療などを行ったり、化学療法を加えることもあります。
(参考文献)
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真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
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