停留精巣の場合、主にどのような治療をしますか?

精巣を陰嚢内に固定する手術(精巣固定術)が第一選択で、2歳までの実施が推奨されます。

停留精巣の治療の第一選択は「精巣固定術(せいそうこていじゅつ)」という手術です。生後6ヵ月頃までは自然に精巣が下降する可能性があるため経過を観察しますが、6ヵ月を過ぎても下降しない場合は自然下降の可能性が低く、手術が検討されます。日本小児泌尿器科学会のガイドラインでは「遅くとも2歳までに手術を行うべき」とされており、海外のガイドラインでは生後12〜18ヵ月までの手術が推奨されています。

精巣固定術には主に以下の方法があります。

開放手術(鼠径部アプローチ)

鼠径部(足の付け根のあたり)に約2cmの小さな切開をして、精巣を陰嚢内に引き下ろして、陰嚢内に固定します。精巣が触れる場合(触知停留精巣)に行われます。

腹腔鏡手術

精巣がお腹の中にあって、体表から触れない場合(非触知停留精巣)には、腹腔鏡というカメラを使ってお腹の中を確認し、精巣を見つけて陰嚢内に降ろします。そのため、精巣の位置によっては複数回に分けて手術をすることもあります。

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最終更新日

東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科

秋元 隆宏 監修

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