頬の内側を噛みちぎる癖があります。がんになる可能性はありますか?

頬粘膜への慢性的な刺激はがんの危険因子と考えられており、まれではありますががんになる可能性もあります。

解説

頬の内側を含め、口の中にできるがん口腔がんと呼びます。口腔がんの危険因子として喫煙、食事、ウイルス感染、加齢、慢性の機械的刺激、食事などの科学的刺激、炎症による口腔粘膜の障害などが考えられています。
最大の危険因子は喫煙ですが、頬の内側を噛みちぎることは慢性的な刺激を与えるほか、口腔粘膜の障害の原因です。

がんの発生には複数の因子が関係していると言われているため、このような癖だけでがんになるとは言い切れません。しかし、危険因子になりうるのでやめるように心がけましょう。

公開日

最終更新日

真生会富山病院 耳鼻咽喉科

阿河 光治 監修

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