膀胱炎は初期なら自力で治せる?膀胱炎中にやってはいけないことは?腹痛は出る?
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膀胱炎は、初期であれば自力で治すことはできますか?
膀胱炎は、初期であれば自力で治すことはできますか?
膀胱炎の種類によっては、自然に治ることがあります。
基本的に、症状がある時は水分を多めに摂り、治りかけている時も尿を我慢しないようにしましょう。膀胱炎の原因によっては、自然に改善することがあります。
細菌による膀胱炎の場合
細菌による膀胱炎は、治療を行わなくても7日間程度で改善することが多いですが、数週間にわたって症状が続いてしまうこともあります。また、膀胱炎では基本的に発熱は起こりませんが、膀胱炎を放置することによって、発熱を伴う腎盂腎炎などの尿路の感染症を引き起こしてしまうことがあります。症状が改善しなかったり悪化したりする場合は受診しましょう。
その他の原因による膀胱炎の場合
自然に治ることは少ないです。症状が長引く場合は、泌尿器科に受診しましょう。
女性で細菌による膀胱炎の可能性がある場合は、以下の点に気をつけることで悪化や再発のリスクを下げられます。
水分を多めに摂取する
水は飲みすぎても頻尿になりますが、一日1.5Lの水分を摂ることは膀胱炎の再発予防に効果的です。
また、適量のクランベリージュースを日常的に飲むことも、再発率を下げる可能性があります。
陰部を清潔にする
以下の点に気をつけて、陰部を清潔を保つようにしましょう。
- 排尿後など、ウォシュレットの使用は避ける
- 排尿後は尿道付近を軽く拭き取る(肛門の側からは拭かない)
- 性行為後には陰部を洗う
- 生理用のナプキンなどが汚れている場合は、交換する
その他
尿はなるべく我慢しないことが大切です。
また、疲労や睡眠不足、冷え、ストレスなどに注意しましょう。
(参考文献)
並木 幹夫.標準泌尿器科学 第10版. 医学書院2021.
Gágyor I et al. Ibuprofen versus fosfomycin for uncomplicated urinary tract infection in women: randomised controlled trial. BMJ. 2015, 351.
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Ferry SA et al. Clinical and bacteriological outcome of different doses and duration of pivmecillinam compared with placebo therapy of uncomplicated lower urinary tract infection in women: the LUTIW project. Scand J Prim Health Care. 2007, 25, p.49-57.
Jepson RG et al. Cranberries for preventing urinary tract infections. Cochrane Database Syst Rev. 20234.
膀胱炎で腹痛がみられることはありますか?
膀胱炎で腹痛がみられることはありますか?
はい、下腹部に違和感や圧迫感、鈍痛などを生じることはあります
膀胱炎には、その原因によっていくつかの種類がありますが、いずれの膀胱炎も下腹部(特にへその下あたり)に違和感や圧迫感、鈍痛を引き起こすことがあります。
特に排尿時などに、そのような症状をきたすことが多いですが、まれなタイプの膀胱炎である間質性膀胱炎の場合は、尿を溜めたときに痛みを生じることが特徴的です。
もちろん消化器系の病気のほうが腹痛は起きます。また、泌尿器科系の病気でも尿管結石が尿管から膀胱に移動する場合や、尿閉で尿が出にくく膀胱が満杯になっている場合なども、同様に下腹部の痛みと排尿刺激症状(頻尿や排尿時痛)といった膀胱炎と似た症状をきたすことはあるので、他の病気の可能性もあります。
(参考文献)
膀胱炎中にやってはいけないことはありますか?
膀胱炎中にやってはいけないことはありますか?
処方された薬は最後まで飲み切り、自分で中断しないようにしましょう。
膀胱炎の種類によって、やってはいけないことが異なります。
細菌による膀胱炎の場合
治療を途中で中断する
抗菌薬を使った治療の場合、薬の使用を途中でやめてしまうと、細菌が抗菌薬に耐性を持ってしまい、膀胱炎が再発した時に効果的な治療の選択肢がなくなる可能性があります。処方された抗菌薬は最後まで使い切るようにしましょう。
尿を我慢する
通常、尿の中に細菌はいませんが、細菌による膀胱炎の場合などは、膀胱の中で細菌が繁殖します。尿を我慢すると細菌がいっそう繁殖してしまうため、しっかりと水分を摂った上で、尿意を感じた時や決めた時間にこまめにお手洗いに行きましょう。
その他の原因による膀胱炎の場合
対症療法が治療の中心になるため、症状がつらい時は、我慢せずに担当医と相談しましょう。
間質性膀胱炎・膀胱痛症候群の場合は、胡椒や唐辛子といった香辛料の入った食事や果物など、カリウムを多く含むものを摂取すると悪化することがあります。また、精神的なストレスも悪化の原因になるため、それらを避けるように注意しましょう。
(参考文献)
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編集・監修基準について
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東京大学大学院医学系研究科 泌尿器外科学 泌尿器科
秋元 隆宏 監修
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