脊髄腫瘍の原因は何がありますか?
脊髄腫瘍の多くで原因ははっきりとは分かっていません。
脊髄腫瘍の詳しい発症原因は分かっていません。
脊髄腫瘍は良性のものと、悪性のものがありますが、どちらも原因がはっきりとわかっているわけではありません。転移してきた腫瘍をのぞけば、発生頻度が1万〜10万人に1人程度のまれな病気であり、発症の明確な要因など詳しくはわかっていないことが多い病気です。
一方で、脊髄のまわりのどこに出来たかによって、どのような腫瘍で良性か悪性かどちらの可能性が高いかなどが分かります。
硬膜外腫瘍
硬膜の外に出来た腫瘍です。ほかの臓器から転移してきた悪性の腫瘍である場合が多いです。
硬膜内髄外腫瘍
硬膜と脊髄の間にできた腫瘍です。脊髄そのものから発生した腫瘍としては、一番頻度が高いものです。良性の腫瘍が多く、神経鞘腫(神経が分岐する根本から発生した腫瘍)や髄膜種(脊髄のまわりの膜から発生した腫瘍)などが代表的です。
髄内腫瘍
脊髄の中にできた腫瘍です。頻度は高くはありませんが、出来てしまうと脊髄の障害による症状が起こりやすく、手術が必要になる場合も多いという特徴があります。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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