脊髄腫瘍の場合、主にどのような治療をしますか?
手術による腫瘍の摘出や、放射線治療、化学療法を行います。腫瘍の大きさや場所によって治療を選択します。
腫瘍がある部位や大きさ、浸潤(周囲に染み込んでいるか)の程度によって治療方法を検討します。
多くの場合は、手術によって摘出が可能であれば摘出手術を行います。腫瘍を取り除くことで神経の損傷を防ぎ、神経の機能を回復させるだけではなく、摘出した腫瘍を検査することで初めて最終的な診断が得られるためです。ただし、脊髄を損傷すると重大な神経損傷をおこす場合もあるため、腫瘍と脊髄の境界がわかりにくくなっている場合は、完全な摘出が困難になります。
完全な摘出が困難であった場合、腫瘍の種類によっては追加で放射線治療や化学療法(薬による治療)を選択します。また、高齢であったり他の持病により手術に耐えられない可能性がある場合には放射線治療、化学療法のみを行う場合もあります。
神経の損傷の程度によっては、手術後もすぐには神経の機能が回復しない場合もあります。この場合は、手術後のリハビリが重要となります。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
こちらは送信専用のフォームです。氏名やご自身の病気の詳細などの個人情報は入れないでください。
この記事をシェアする
治療が必要な患者様へのお願い
脊髄腫瘍
の方は説明を必ずお読みください
こちらのQRコードを
スマーフォンのカメラで読み取ってください
QRコードを読み取るだけ 非接触で安心
一問一答なので 読むのが簡単
どんな治療をするべきか 納得して取り組める
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。