脊髄腫瘍
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/04/05
あなたの症状と脊髄腫瘍の関連をAIでチェックする
脊髄腫瘍について「ユビー」でわかること
※コロナの症状を確認したい方はコロナ症状チェックから
脊髄腫瘍と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
全身が痛む
- 症状の程度
- 違和感がある
- 自覚した時期
- 1日以内
- 自覚した時期
- 3日以上
ゼーゼー・ヒューヒューする呼吸音がある
- 症状の頻度
- 初めての症状である
- 自覚した時期
- 4-7日前から
脊髄腫瘍とはどんな病気ですか?
脊髄腫瘍のQ&A
- A.
腫瘍で神経が広範囲に圧迫されると歩けなくなる場合があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るはい、脊髄腫瘍により神経が圧迫されると歩けなくなる可能性があります。ただし、一般的には広い範囲で圧迫されなければ全く歩けなくなることはありません。
全く歩けなくなるほどの神経への圧迫が急に起こった場合には、腫瘍からの出血や腫瘍による背骨の骨折の可能性を考える必要があります。この場合、血の塊(=血種)や骨の変形による神経の圧迫が原因となるため、血種の除去や骨折部の手術を行う必要があります。脊髄は、一度損傷されると回復がほとんど期待できない場合もあり、特に早く対応することが重要です。
腫瘍によっては段々と大きくなり続けるため、最初は手足のしびれや痛みが軽いものであっても、月日とともに歩きづらさが悪化していく場合があります。長時間歩くと休みたくなる、足がつっぱってしまい歩きにくい、よくつまずいてしまうなどの症状があれば治療が必要な場合があります。
脊髄は圧迫されている期間が長いほど、回復に時間がかかるため、早めに受診するようにしましょう。 - A.
一概には言えませんが、一般に良性か悪性かで余命は異なります。脊髄腫瘍の約70%は良性腫瘍です。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る脊髄腫瘍の余命については、一概には言えません。
脊髄腫瘍にはさまざまな種類があり、それぞれの腫瘍の性質(良性か悪性か)、大きさ、位置、成長の速さ、患者さんの年齢や全体的な健康状態など、多くの要因によって予後(病気や治療の経過・結末についての見通し)が大きく異なります。
一般に良性の脊髄腫瘍の場合、適切な治療を受けることで、長期間にわたって生存することが可能です。手術によって完全に腫瘍を取り除くことができれば、再発のリスクを減らし、機能の回復も期待できます。
一方、悪性の脊髄腫瘍の場合、予後は一般的に良性の腫瘍よりも不良です。それでも悪性脊髄腫瘍の余命は数ヶ月から数年と幅があり、患者さんの状況によって異なります。ここで、寿命が短くなる場合と寿命が長くなる場合では、以下のような要因が考えられます。寿命が短くなる場合
寿命が長くなる場合
- A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る脊髄腫瘍と似ている症状を起こす病気は多くあります。まずは診断を受けることが重要です。
また、この病気は発生部位や腫瘍の種類によって症状が分かりにくいこともあります。
以下のチェック項目を参考にして、疑わしいようであれば整形外科または脳神経外科を受診しましょう。- 首や背中、腰の痛みが長期間続いている
- 手や足がしびれている
- 手や足で、冷たいものや熱いものを触れても分からない
- 片側だけ手や足の力が入りにくい、上手く持ち上げることができない
- 指先を用いた細かい作業がしにくい(書字、ボタン掛け、箸の使用などで)
- 長時間歩くと休みたくなる
- 足がつっぱってしまい上手く歩くことができない
- A.
患者さんの多くは背中や腰の痛みと、足のしびれを感じることが多いです。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るこの病気では、腫瘍ができる位置によって症状が異なります。 初期症状として多くは痛みと痺れを訴える方が多いです。 一般的には、以下のような症状があらわれます。
首、背中、腰の痛み
腫瘍ができた部位のまわりに痛みを感じることがあります。
手足のしびれや痛み
手足につながる神経が傷つき、しびれや痛みを感じます。手の症状が見られる場合には首の腫瘍の可能性が高いです。
運動障害である動かしにくさや麻痺
手足の筋力が部分的に低下することから始まる場合が多いです。広い範囲で神経が圧迫を受けると、指先を用いた細かい作業がしにくくなる、スムーズに歩けない・つまずきやすいなどの歩行障害が見られることもあります。
脊髄腫瘍はゆっくり大きくなる場合も多く、これらの症状が出にくい、気が付きにくい場合もあります。 - A.
首、腰など背骨のまわりの痛みや、手足の痛みやしびれ、動かしにくさといった症状があります。
解説腫瘍により脊髄が圧迫されると、圧迫される神経の部位や大きさによってさまざまな症状があらわれます。病気の進行は基本的にはゆっくりです。しかし、腫瘍やその周囲に出血を伴う場合は神経の圧迫が急速に進みます。あらわれる可能性のある症状は以下の通りです。
痛み
首や背中、腰といった背骨のまわりの痛み、手足の痛みなどがあります。背骨にも腫瘍が転移している場合には、骨折を起こし急激に痛みが強まることがあります。
感覚の障害
手足のしびれ、冷たさや温かさを感じにくいなどがあります。
運動の障害
手足の筋力低下、脱力など。指先を用いた細かい作業がしにくくなる、スムーズに歩けない・つまずきやすいなどの歩行障害が見られることもあります。
排尿や排便の障害、勃起障害など
腫瘍がかなり大きくなるとあらわれる場合があります。
上記の症状のうち、手や腕の症状がある場合には首の腫瘍の可能性が高くなります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る高見 俊宏. 脊髄腫瘍の手術 ー真のプロフェッショナル外科医を目指してー. spinal surgery. 2021, 35, p.253-260.
日本脊髄外科学会.“脊髄腫瘍(髄内腫瘍)”.日本脊髄外科学会.http://www.neurospine.jp/original32.html,(参照 2024-05-23). - A.
脊髄腫瘍の多くで原因ははっきりとは分かっていません。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る脊髄腫瘍の詳しい発症原因は分かっていません。
脊髄腫瘍は良性のものと、悪性のものがありますが、どちらも原因がはっきりとわかっているわけではありません。転移してきた腫瘍をのぞけば、発生頻度が1万〜10万人に1人程度のまれな病気であり、発症の明確な要因など詳しくはわかっていないことが多い病気です。
一方で、脊髄のまわりのどこに出来たかによって、どのような腫瘍で良性か悪性かどちらの可能性が高いかなどが分かります。硬膜外腫瘍
硬膜の外に出来た腫瘍です。ほかの臓器から転移してきた悪性の腫瘍である場合が多いです。
硬膜内髄外腫瘍
硬膜と脊髄の間にできた腫瘍です。脊髄そのものから発生した腫瘍としては、一番頻度が高いものです。良性の腫瘍が多く、神経鞘腫(神経が分岐する根本から発生した腫瘍)や髄膜種(脊髄のまわりの膜から発生した腫瘍)などが代表的です。
髄内腫瘍
脊髄の中にできた腫瘍です。頻度は高くはありませんが、出来てしまうと脊髄の障害による症状が起こりやすく、手術が必要になる場合も多いという特徴があります。
脊髄腫瘍について、医師からのよくある質問
- 背中が痛みますか?
- 1年以内に何らかのがんと診断されていますか?
- 何らかのがんと診断されてから5年以上経過していますか?
- 手足以外の部位にしびれがありますか?
- これまでに【悪性腫瘍(がん)】と診断されたことはありますか?
監修医師
診療科・専門領域
- 整形外科