外痔核の原因や考えられる症状には何がありますか?
トイレでよくいきむ、長時間座るなどの生活習慣が原因として考えられています。主な症状は出血、痛み、脱出(膨らんだ痔核が肛門の外側に飛び出ること)、かゆみです。
トイレでいきむ、長時間座るなどの生活習慣は肛門の血液の流れを悪くします。血液の流れが滞ると、細かい血管が走っている粘膜・皮膚の下の組織が膨らみ、痔核ができやすくなります。
また、これらの生活習慣は肛門クッション(肛門の皮膚・粘膜の下の柔らかい組織)を緩ませるため、このことも痔核の原因の一つと考えられています。
外痔核の出血は、鮮やかな赤色のことが多いです。暗い赤色や赤紫色の出血の場合は、肛門より奥の大腸からの出血の可能性があるため、消化器内科を受診して大腸カメラを受けることが望ましいです。
外痔核は痛みを伴うことが多いです。特に、血栓(血の塊)ができた血栓性外痔核では、急な痛みと腫れが特徴的です。外痔核が大きくなると、肛門の外側に出てくること(脱出)があります。
また、肛門の締まりが悪くなることで便や粘液が肛門からお尻に漏れて皮膚への刺激となり、かゆみの原因となります。
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最終更新日:
医療法人社団明世会成城内科 消化器科
重松 秀 監修
(参考文献)
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