大動脈瘤
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大動脈瘤の手術は危険ですか?
おだかクリニック 循環器内科 副院長
小鷹 悠二 監修
動脈瘤の場所、病状の緊急性、破裂の有無などによって危険度は異なります。
解説
大動脈瘤の手術のリスクについては、一概に言うことが難しいと言えます。病変の部位や大動脈瘤の様子、合併症の有無、破裂しているか否かといった様々な要因によって手術のリスクは変わってきます。
一般的には、血管内治療であるステントグラフト内挿術(血管内に細い管を挿入して人工血管で補強する手術法)よりも、胸やお腹を大きく切る必要がある人工血管置換術のほうが、体の負担が大きくリスクも高くなる場合が多いです。
(参考文献)
ほかの大動脈瘤の質問
大動脈瘤とはどのような病気ですか?
大動脈という太い血管がこぶのように膨らんでしまった状態です。
大動脈瘤になってしまう原因は何ですか?
原因としては動脈硬化が最も多いです。動脈硬化のリスクは主に喫煙歴や高血圧、肥満などによって高まります。
大動脈瘤を放置するとどうなりますか?
こぶが破裂し、場合によっては出血により亡くなる可能性もあります。
大動脈瘤ではどのような症状が見られますか?
無症状の場合が多いですが、こぶの位置によって胸や背中が痛んだり、息がしづらくなったりすることもあります。
大動脈瘤と症状が似ている他の病気はありますか?
心筋梗塞や大動脈解離などの血管疾患、肺や消化管の疾患でも、大動脈瘤と同様の胸やお腹の強い痛みを生じることがあります。
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