ほかのQ&A
公開日:
最終更新日:
くも膜下出血は遺伝しますか?
熱田リハビリテーション病院 一般内科
森岡 万里奈 監修
主な原因となる脳動脈瘤は、血のつながりのある家族で病歴がある方がいる場合、少し見つかりやすい傾向にあります。
解説
くも膜下出血という病気自体が遺伝するわけではありません。
ただし、主な原因となる脳動脈瘤は、血のつながりのある家族の中で持っている方がいると、発症のリスクが高まると言われています。
具体的には、脳動脈瘤になったことのある人が家族内にいる方のうち、約4%に発症が認められるという報告があります。
あなたの受診先のくも膜下出血の治療実績がわかります
※ 実績はユビー利用者の利用状況から集計しています。
関連する病気と症状
(参考文献)
日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン[追補2019]委員会. 脳卒中ガイドライン2015[追補2019],2019.
関連する質問
治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。
動脈瘤が見つかれば緊急手術を行い、その後2週間ほど薬を用いた治療を続けます。状態が安定したらリハビリを行っていきます。
一般的にどのような治療を行いますか?
血圧を下げるなど、出血を増やさないための治療を行います。動脈瘤の再破裂を防ぐための手術を実施することもあります。
実際、どのくらい怖い病気なのですか?
社会復帰可能な方と重い後遺症が残る方、亡くなる方がそれぞれ約3分の1ずつと言われています。
くも膜下出血はどのくらいの頻度で発生していますか?
日本における発症率は、10万人に20人程度だと言われています。
どのような検査を行いますか?
頭のCT検査を行います。場合によってはMRI検査を行うこともあります。
くも膜下出血に関連する病気や症状
ユビー病気のQ&Aとは?
現役の医師が、患者さんの気になることや治療方法について解説しています。ご自身だけでは対処することがむずかしい具体的な対応方法や知識などを知ることができます。
病気・症状から探す医師・医療機関の方はコチラサービスの目的と位置付け
ユビー病気のQ&Aは、情報提供を目的としたサービスのため、医師・医療従事者等による情報提供は診療行為ではありません。
診療を必要とする場合は、医師・医療機関にご相談ください。
当サービスは、信頼性および正確な情報発信に努めますが、内容を完全に保証するものではありません。
情報に誤りがある場合は、こちらからご連絡をお願いいたします。