脂肪腫と悪性腫瘍の特徴には、どのような違いがありますか?
脂肪種には「浸潤」「転移」「生命に関わる」といった悪性腫瘍の特徴がありません。
脂肪種は、良性の腫瘍であり悪性腫瘍の特徴を持ちません。一般的に悪性腫瘍には以下のような特徴があります。
浸潤(しんじゅん)する
腫瘍細胞が無秩序に増殖し、まわりの構造物にしみ込むように広がっていきます。
転移する
血流にのって体中にひろがり、違う場所に新しい腫瘍のかたまりを作ります。
生命に関わる
浸潤により体内の正常な構造の機能が損なわれることがあります。また、悪液質(あくえきしつ)といって、悪性腫瘍が急激に増殖する際に栄養や酸素をまわりから奪い取ってしまうことがあります。
画像検査や細胞の検査の結果、脂肪種と分かれば悪性腫瘍の心配はありません。見た目だけでは判別できないことがあるため、しこりに気が付いたら受診しましょう。
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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