シェーグレン症候群
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どのような検査を行いますか?
手稲渓仁会病院 総合内科 アレルギー・膠原病内科 医長
中村 海人 監修
回答
唾液や涙の分泌検査、血液検査、唾液腺または涙腺の組織の状態を調べる検査などを行います。画像検査を行うこともあります。
解説
ドライマウス(口腔乾燥)やドライアイの症状が見られる場合、
- 唾液腺や涙腺の機能を調べる検査
- シェーグレン症候群とその他の病気を見分けるための血液検査
- 唾液腺や涙腺の一部をとって組織の状態を調べる検査
といった検査を必要に応じて行います。
また、虫歯や歯周病がないか口腔内の状態を見たり、角膜の状態や視力をチェックしたりします。
場合によっては、唾液腺や涙腺以外にも異常がないか、またシェーグレン症候群以外の膠原病(こうげんびょう:皮膚や関節、血管などが炎症を起こす免疫系の病気の総称)をあわせて発症していないかを見るために、症状に応じた検査を行うこともあります。
具体的には、尿検査、レントゲン検査、CT検査、心電図検査、超音波検査などを行います。
(参考文献)
ほかのシェーグレン症候群の質問
シェーグレン症候群とはどのような病気ですか?
免疫のバランスが崩れることで唾液腺や涙腺などの臓器に炎症が起こる、膠原病(こうげんびょう)の一種です。
シェーグレン症候群にはどのような人がなりやすいですか? 原因はありますか?
中高年の女性に多いです。子供や高齢者も発症することがあります。
シェーグレン症候群を放置するとどうなりますか?
稀ではありますが、口や目以外にも異常が起きて、生命が危険にさらされる可能性があります。
何人に1人くらいの割合でかかる病気ですか?
約2000人に1人くらいの割合で発症します。比較的珍しい病気と言えます。
どのような症状が見られますか?
ドライマウス(口腔乾燥)やドライアイをはじめ、関節や皮膚、肺、心臓など全身に症状が生じます。
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