ガストリノーマ
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「ガストリノーマ」とはどのような病気ですか?
JA北海道厚生連 札幌厚生病院 消化器科 医長
石川 翔理 監修
膵臓や十二指腸などに、消化管ホルモンのガストリンを産生する腫瘍ができ、ガストリンが過剰分泌される病気です。
ガストリノーマとは、膵臓や十二指腸にできる、神経内分泌腫瘍という種類の腫瘍です。
神経内分泌腫瘍には良性のものも、悪性の場合もあります。神経内分泌腫瘍は、体の中で特定の仕事をするホルモンを作り出すことがあり、それを機能性神経内分泌腫瘍と言います。
ガストリンというホルモンを産生する神経内分泌腫瘍は、ガストリノーマと呼ばれます。ガストリノーマは胃に酸を作らせるホルモンを過剰に産生するため、胃酸が多くなりすぎ、胃潰瘍や十二指腸潰瘍の原因になります。また、ガストリノーマは悪性となる可能性が高いことも知られており、手術治療が行われます。
(参考文献)
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