ガストリノーマとゾリンジャー・エリソン症候群は同じ病気ですか?
はい。ガストリノーマは、最初に発見した医師の名前にちなんでゾリンジャ―エリソン症候群とも呼ばれます。
ガストリノーマとゾリンジャー・エリソン症候群は、基本的に同じ病気です。
ガストリノーマはかつて、ホルモンを産生する腫瘍とは分かっておらず、小腸の潰瘍と合併する膵臓の腫瘍として1955年にZollingerと Ellisonという2名の医師によって発見されました。この病気ははじめ、彼らの名を取ってゾリンジャー・エリソン症候群と名づけられました。
その後、この病気が膵臓や十二指腸の腫瘍によってガストリンというホルモンが多く作られ、その結果として胃酸が過剰に分泌され、消化性潰瘍が引き起こされることが明らかになりました。つまり、ガストリノーマは、ゾリンジャー・エリソン症候群の原因となる腫瘍のことを指しています。
医療法人財団コンフォート コンフォート豊平クリニック 内科 消化器科
石川 翔理 監修
(参考文献)
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