菌腫の場合、日常生活で気を付けることはありますか?
傷や病変部の清潔さの保持、治療の遵守、定期的な確認、健康的な生活などに気をつけましょう。
菌腫(マイセトーマ)の場合、日常生活で気をつけるべきこととしては、以下のような事柄が挙げられます。
傷や病変部を清潔に保つ
菌腫は皮膚にできた傷口から細菌や真菌などの微生物が侵入し、増殖することで発生する病気ですが、傷や病変部から他の微生物が侵入し、別の感染症を併発する可能性があります。
これを予防するためにも、傷や病変部は清潔に保ち、露出を避けるようにしましょう。
治療の遵守
薬剤を処方どおりに使用するようにしましょう。
症状の緩和などに伴い、自己判断で治療を中断すると、病気が再燃する可能性があるだけでなく、原因となる細菌や真菌がこれまでの治療薬に対して耐性を持ち、効果が得られなくなる可能性があります。
定期的な病変部の確認
定期的に病変部位を確認するようにしましょう。また、自分で確認するだけではなく、定期的に通院し、医師の診察も受けるようにしましょう。
健康的な生活
免疫システムをサポートするために、バランスの取れた食事や、十分な睡眠など、健康的な生活を心がけるようにしましょう。
菌腫は感染症の一種ではありますが、ヒトからヒトにうつることはないので、隔離などの必要はありません。
また、特に足の傷から菌腫が発生することが多いため、特に中南米、南アジア、アフリカなどの地域に行く場合には、適切な靴を履くなどの予防を徹底するようにしましょう。
公開日:
最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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「菌腫」とはどのような病気ですか?
傷口から細菌や真菌などが侵入し、増殖することで発生する病気です。
菌腫の原因は何がありますか?
細菌や真菌などの微生物が原因で引き起こされます。
菌腫ではどのような症状がありますか?
初期には無痛性の皮膚の腫れや凹凸、分泌物の排出などがみられ、進行すると痛みや変形などがみられます。
菌腫には初期症状はありますか?
はい。痛みのない皮膚の膨らみや、クレーター状の皮膚の凹凸、分泌液の排出などの症状が現れます。
菌腫の場合、主にどのような治療をしますか?
主に抗菌薬や抗真菌薬による薬物治療が行われます。
菌腫が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
皮膚科を受診しましょう。
菌腫が疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
痛みがなくても、皮膚に異常がみられる場合には病院を受診しましょう。
菌腫のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
菌腫は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
ST合剤、コアモキシクラブ、イトラコナゾールなどで治療され、皮疹、消化器症状などの副作用があります。
菌腫で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
感染部位の切断が必要になる場合があります。
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