片頭痛(偏頭痛)や薬物乱用頭痛では、何科を受診すればよいですか?病院を受診する目安はありますか?
頭痛で休む、痛み止めを飲む日が多い方は、頭痛外来、脳神経内科、脳神経外科などの受診を検討しましょう。
頭痛外来・脳神経内科・脳神経外科などがある病院の受診をおすすめします。また、普段頭痛で休むことがあるなど日常生活に支障が出ている場合や、月に10回以上痛み止めを内服するような場合は、適切に診断と治療を受けることが望ましいため、受診しましょう。
特に痛み止めを過剰に使用すると薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)で、かえって頭痛を悪化させたり長引かせたりする可能性があります。
片頭痛で受診を考える服薬・頭痛の頻度の目安
痛み止めを飲む日数が月に10〜15日以上、または頭痛そのものが月に15日以上ある場合が受診を考える目安です。痛み止めを使う日数が増えると、かえって頭痛の頻度が増えて連日のように頭痛が起こることがあります。目安となる日数は、飲んでいる薬の種類によって異なります。
- 複合鎮痛薬(複数の鎮痛成分やカフェインを組み合わせた薬)、トリプタン、エルゴタミンなど:1ヶ月に10日以上
- 単一成分の鎮痛薬(アセトアミノフェン、NSAIDなど):1ヶ月に15日以上
市販の頭痛薬には複合鎮痛薬に該当するものが多く、この場合は単一成分の薬より少ない日数で目安に達します。自分の薬がどちらに当たるかは、「頭痛に効く薬にはどんな種類がある?」をご確認ください。
これらの目安にあてはまる場合や、以前は効いていた薬が効きにくくなってきた場合は、自己判断で薬を飲み続けず、頭痛外来・脳神経内科・脳神経外科などへの受診をご検討ください。自己判断で急にやめるとかえって頭痛が強く出ることがあるため、減らし方も含めて医師にご相談をご検討ください。
受診すると、減らし方の相談だけでなく、発作そのものを起こりにくくする「予防」という選択肢についても相談できます。生活に支障がある頭痛が月に3日以上ある場合は、予防療法の検討がすすめられています。また近年は、薬剤の使用過多による頭痛を起こしにくいとされる新しいタイプの飲み薬も登場しています。
また、特に以下のような症状がある場合は片頭痛以外の危険な病気も考えられるため早めに病院の受診をご検討ください。
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(参考文献)
「頭痛の診療ガイドライン」作成委員会.「頭痛の診療ガイドライン」2021. 医学書院,2021.
日本頭痛学会「薬剤の使用過多による頭痛」https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_05.html .(参照 2026-09-29).
日本頭痛学会「CGRP関連新規片頭痛治療薬ガイドライン(暫定版)」https://www.jhsnet.net/guideline_CGRP.html .(参照 2026-09-29).
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編集・監修基準について
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亀田総合病院 脳神経内科
原瀬 翔平 監修
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