片頭痛(偏頭痛)
と症状の関連性をAIで無料でチェック
更新日:2024/03/28
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片頭痛(偏頭痛)について「ユビー」でわかること
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片頭痛(偏頭痛)と特に関連する症状について
次のような症状がある方はご注意ください。
意欲が低下している
- 自覚した時期
- 1か月以上前から
- 症状の頻度
- 初めての症状である
片頭痛(偏頭痛)とはどんな病気ですか?
「片頭痛」とは、脈打つような強い痛みが頭の片側や両側に生じる病気で、男性よりも女性に多く見られます。ストレスや環境の変化などが原因と考えられており、頭痛の他に吐き気やめまい、光や音に対する過敏症状が見られます。症状が続くようであれば一般内科や脳神経外科・内科を受診しましょう。
片頭痛(偏頭痛)の特徴的な症状はなんですか?
次の症状などが特徴として見られます
片頭痛(偏頭痛)への対処法は?
日常生活に支障をきたすようであれば専門医療機関を受診しましょう。発作頻度が少ない場合は頓用薬を内服します。発作頻度が多い場合は予防薬を検討します。
片頭痛(偏頭痛)の専門医がいる近くの病院はありますか?
片頭痛(偏頭痛)の専門医がいる病院を見る片頭痛(偏頭痛)のQ&A
- A.
片頭痛の持続時間は、薬を服用しない場合では通常4~72時間持続するとされています。
解説片頭痛の持続時間は、薬を服用しなかったり薬が効かなかった場合では、通常4~72時間持続するとされています。
ただし、小児や思春期(18歳未満)の方では少し短い場合もあり、2~72時間と考えられています。
なお、片頭痛は、脈打つような(ズキズキ、ドクンドクンするなど)頭痛であることや、階段の上り下りなどの体の動きによって頭痛が悪化することが特徴として挙げられます。
場合によっては、吐き気を感じたり、光や音に過敏になることもあります。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本頭痛学会・国際頭痛分類委員会. 国際頭痛分類第3版 一次性頭痛疾患. 医学書院. 2018
「頭痛の診療ガイドライン作成委員会」編.“頭痛の診療ガイドライン2021”.日本頭痛学会.https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf,(参照 2025-02-12). - A.
片頭痛の症状として、片目の奥のズキズキするような痛みがあります。
解説片頭痛の症状として、片目の奥がずきずきするような頭痛が出ることがあります。
片頭痛以外にも、群発頭痛や急性緑内障発作などが原因で、目の奥の痛みが出ることがあります。
群発頭痛は、1日に何度も、こめかみや目の奥、眉毛のあたりに激しい頭痛が発作的に起き、鼻水や涙を伴います。
急性緑内障発作は、眼圧が急激に上昇し、目の痛みや頭痛、視力低下などの症状が起きます。
これらを正確に診断するためには、頭痛の特徴や一緒に現れる症状などの情報に基づいた診察が必要となります。
気になる症状がある場合には、受診をご検討ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る日本頭痛学会.片頭痛.日本頭痛学会,https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_02.html#01(参照 2025-02-12)
.片頭痛|(疾患・用語編) 頭痛|神経内科の主な病気.日本神経学会,https://www.neurology-jp.org/public/disease/zutsu_detail.html(参照 2025-02-12) - A.
安全な場所に移り、座ったり横になるなど安静にしてください。治療については主治医とご相談ください。
解説めまいが現れた場合には安全な場所に移り、座ったり横になるなど、安静にしてしばらく様子をみてください。可能であれば、暗い部屋で休むようにしてください。
もし、症状が治まらない場合や、手足がしびれたり麻痺がある場合には、できる限り早く受診してください。
片頭痛に関連するめまい(前庭性片頭痛や脳幹性前兆を伴う片頭痛など)には、一般的な片頭痛の治療が行われます。
めまいに対してベタヒスチンやジフェンヒドラミンサリチル酸塩などの治療薬が用いられる場合もあります。
また、片頭痛の治療薬による副作用として、めまいが現れている可能性もありますので、その場合は、服用量の調節や治療薬の変更などを主治医にご相談ください。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る五島史行. 前庭性片頭痛の診断治療および前庭神経炎に対する新規治療. Otology Japan. 2023, 33, 15-19.
清水良憲. 片頭痛関連めまいの治療経験. Equilibrium Research. 2016, 75, 47~53.
「頭痛の診療ガイドライン作成委員会」編.“頭痛の診療ガイドライン2021”.日本頭痛学会.https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf,(参照 2025-02-12).
日本めまい平衡医学会.(改訂中)めまいQ&A.日本めまい平衡医学会,https://www.memai.jp/qa/(参照 2025-02-12) - A.
片頭痛の主な症状に下痢は含まれませんが、併存疾患の症状として現れる可能性もあります
解説片頭痛の一般的な症状には、下痢は含まれていません。
しかし、片頭痛の方は胃腸障害を持つ割合が高いとされており、下痢などの胃腸症状を持つ人は持たない人と比べて、片頭痛の頻度が高いとの報告があります。
また、発作間欠期(発作のない時期)に下痢や悪心、腹痛、胃腸にガスがたまる等の身体的症状が出る方がいることもわかっています。
なお、発作間欠期には、気分の変調や集中力の低下などの精神神経的な症状や、頭重感や光・音過敏などの感覚的症状、疲労感、排尿障害、むくみなども現れるとされています。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る永田栄一郎. 片頭痛の予兆期・前兆期,発作末期にみられる随伴症状とその病態. 日本頭痛学会誌. 2024, 51, 131-134.
立花久大. 片頭痛の共存症. 臨床神経. 2022, 62, 105-111. - A.
片頭痛の前兆には、キラキラしたりギザギザした光が視界に現れたり、チクチク感じる等の症状があります
解説片頭痛には前兆があるタイプがあり、前兆の症状としては、キラキラしたりギザギザした光が視界に現れて見えづらくなる(閃輝暗点)といった視覚性の症状が90%以上と最も多いとされています。
ほかにも、チクチクと感じたり感覚が鈍くなるなどの感覚症状、言葉が出にくくなるなどの症状が知られています。
特殊な前兆としては、回転性めまいや半身の脱力症状などがあります。
前兆の症状は、通常5~60分持続し、前兆に伴って、もしくは前兆の症状が現れてから60分以内に頭痛が現れることが一般的です。
なお、頭痛が始まる数時間~1、2日前から、頭痛が起こりそうな予感がしたり、気分が沈んだり、眠気や疲労感、集中力の低下、首や肩の凝りといった症状が現れる場合もあります。
これらの症状は前兆ではなく、予兆期の症状として、前兆とは区別して呼ばれます。参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る「頭痛の診療ガイドライン作成委員会」編.“頭痛の診療ガイドライン2021”.日本頭痛学会.https://www.jhsnet.net/pdf/guideline_2021.pdf,(参照 2025-02-12).
日本頭痛学会.片頭痛.日本頭痛学会,https://www.jhsnet.net/ippan_zutu_kaisetu_02.html#01(参照 2025-02-12) - A.
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る以下の①~③の症状を満たすことが5回以上ある場合は、片頭痛の診断となります。脳神経内科を受診しましょう。
①頭痛の持続時間が4〜72時間ほどある(未治療で)
②次のうち少なくとも2つを満たす- 片側性
- 拍動性(ずきんずきんとした痛み)
- 中等度〜重度の痛み(起きていられないほどの痛み)
- 日常的な動作(階段の上り下りなど)により頭痛が悪化する、もしくは痛みにより日常的な動作を避けてしまう
③次のうち、いずれかがある
- 吐き気、嘔吐
- 光過敏、音過敏
- A.
はい。片頭痛に伴ってよく見られる症状として、吐き気や嘔吐などの消化器症状があります。
解説「ユビー病気のQ&A」を見るはい。片頭痛(偏頭痛)が原因で、吐き気が見られることはあります。
片頭痛に伴う症状として、吐き気や嘔吐などの消化器症状はよく起こります。片頭痛で嘔気があらわれる原因としては、交感神経の活性化や三叉神経の刺激が脳内の嘔吐中枢にも広がるためと報告されています。
片頭痛発作時に吐き気や嘔吐がある場合には、吐き気止めの薬を頭痛の発作薬と一緒に使用することが効果的であるとされています。主治医に相談しましょう。 - A.
静かなところで休む、カフェインを含むものを飲む、痛み止めを使う、などがあります。
解説片頭痛に対して、自身でできる対処法は以下です。
暗く、静かな場所で横になる
片頭痛は、光や音が刺激になって痛みが増すことがあります。
また、動くと痛みが増すので、明るすぎず静かな場所で休みましょう。睡眠をとる
片頭痛は眠ることで改善します。
仕事中に痛みが起こった場合も、可能なら仕事を中断して仮眠をとりましょう。カフェインの入ったものを飲む
カフェインをとることで片頭痛は多少和らぎます。
痛み始めにコーヒーや緑茶などのカフェインを含む飲み物を飲んでみましょう。痛み止めを服用する
痛み止め(アセトアミノフェン、ロキソプロフェン、イブプロフェンなど)を使うことで頭痛が和らぎます。
ただし、月に10日以上の頻度で痛み止めを使用し続けると、薬剤の使用過多による頭痛(薬物乱用頭痛)症状が出てしまうなど、かえって頭痛が悪化し長引くことがあります。
こういった場合はきちんと受診し、予防薬の調整などを行なってもらうことをおすすめします。頭痛体操をする
予防として、首・肩のまわりをしっかりとほぐす頭痛体操を行うことが有効とされます。
参考文献:「ユビー病気のQ&A」を見る「頭痛の診療ガイドライン」作成委員会.「頭痛の診療ガイドライン」2021. 医学書院,2021.
Bigal ME et al. Why does sleep stop migraine?. Curr Pain Headache Rep. 2013, 17, p.369.
Nowaczewska M et al. The Ambiguous Role of Caffeine in Migraine Headache: From Trigger to Treatment. Nutrients. 2020, 12, p.2259. - A.
頭痛に伴って、主に吐き気や嘔吐、めまい、音や光に過敏になるなどの症状が見られます。
解説「ユビー病気のQ&A」を見る片頭痛の主な症状は下記のとおりです。
強い頭痛
片側または両側の頭に強い痛みがあり、ズキンズキンと拍動するような感じがします。
動いたり刺激があると痛みが増します。吐き気と嘔吐
頭痛と共に吐き気や嘔吐が起こることがあります。
光や音に敏感になる
明るい光や大きな音に敏感になり、これらが頭痛を悪化させることがあります。
頭痛の前の警告症状(前兆)
一部の人々は、頭痛が始まる前に前兆を感じます。
代表的な前兆には以下のものがあります。これらの症状は人により異なり、全ての症状が現れるわけではありません。
また、片頭痛の発作は数時間から数日間続くことがあります。片頭痛の症状がある場合は、医療機関を受診し、適切な診断と治療を受けることをおすすめします。
監修医師
診療科・専門領域
- 脳神経内科