片頭痛(偏頭痛)に効く薬や予防薬はありますか?強さに順位はありますか?
症状の強さに応じてトリプタンなどを使います。予防には、カルシウム拮抗薬やCGRP関連抗体薬など、さまざまな薬があります。
はい、頭痛発作時用の頓服薬と、必要に応じて予防薬を使用して治療を行います。
頭痛発作時用の頓服薬は、頭痛が軽度のうち、もしくは痛みはじめてからできるだけ早めに、1時間以内を目安に内服すると、効果が最大限に発揮されると言われています。
前兆のある片頭痛の方は、前兆の段階で内服しても良い場合もありますが、
- 前兆により明確に頭痛の始まる時間が予測できる場合
- 経験的に前兆の段階で内服すると頭痛が抑えられる、かつ、薬の使い過ぎにならない場合
といった条件付きとなります。基本的には、前兆期・予兆期ではなく、頭痛の始まりで内服するようにしましょう。
薬は強さについては一概には言えず、即効性や持続性、副作用、値段などの観点から選択していきます。
発作が月に2回以上、もしくは生活に支障を来たす頭痛が月に3日以上ある場合は予防療法を検討すべきとされています。予防薬にはCa拮抗薬や抗てんかん薬などに加え、近年新しく出た抗CGRPという薬などがあります。患者さんに合わせて処方しますので、主治医に相談しましょう。
新百合ヶ丘総合病院 脳神経内科
武井 悠香子 監修
(参考文献)
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