化膿性汗腺炎が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?

膿の出る膿瘍がある場合、化膿性汗腺炎の可能性があるので皮膚科を受診しましょう。

解説

化膿性汗腺炎は慢性で再発しやすく、患者さんの日常生活に支障が生じやすい病気です。疑われる場合は、皮膚科を受診してください。
受診する目安としては、次のような症状が現れた場合や再発・悪化してしまった場合などには、化膿性汗腺炎が疑われます。

症状

  • 痛みを伴うしこり
  • 瘻孔(ろうこう:皮膚の穴)
  • 瘢痕(はんこん:治ったあとの硬い傷跡)
  • 膿瘍(のうよう:うみがたまった発疹)
  • 嚢腫(のうしゅ:皮膚の組織が入った袋状のかたまり)

など

化膿性汗腺炎ができやすい部位

次のような汗をかきやすい部分にできやすいです。

  • わきの下
  • 太ももの付け根(鼠径部)
  • 肛門や性器部
  • おしり

など

公開日

最終更新日

田中皮フ科クリニック 皮膚科

濱田 健吾 監修

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(参考文献)

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化膿性汗腺炎

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関連するQ&A

「化膿性汗腺炎」とはどのような病気ですか?

「化膿性汗腺炎」とは、毛の生え根を包む毛包が長期間炎症を起こす病気で、思春期以降に発症することが多いです。

化膿性汗腺炎の原因は何がありますか?

化膿性汗腺炎の原因は不明ですが、肥満や喫煙により発症リスクが増加します。

化膿性汗腺炎ではどのような症状がありますか?

皮膚に膿のある膿瘍や瘻孔(皮膚の穴)ができます。また、膿瘍の治癒と再発を繰り返すと瘢痕となります。

化膿性汗腺炎には初期症状はありますか?

初期症状として、ニキビに似た腫れがわきの下や鼠径部、乳首や肛門の周りの皮膚にできます。

化膿性汗腺炎の場合、主にどのような治療をしますか?

抗生物質を飲んで化膿の悪化を防止するとともに、手術によって瘻孔(ろうこう:皮膚の穴)を切除します。

化膿性汗腺炎のセルフチェックはできますか?

解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。

化膿性汗腺炎は自分で治せますか?

化膿性汗腺炎を自分で治すことは難しいです。

化膿性汗腺炎はオロナインで治せますか?

いいえ。オロナインは、可能性汗腺炎の治療に使用することができません。

化膿性汗腺炎は自然治癒しますか?

一見、自然治癒したように見えても再発してしまう可能性があります。

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