認知症の検査ではどのようなことをしますか?
認知症で最も一般的に行われている検査では、年齢や場所などの9つの質問に答えられるかを確認します。
認知機能検査という心理検査には、いくつかの種類があります。有名なのは、改訂長谷川式簡易知能評価やミニメンタルステート検査です。具体的には、それぞれ以下のような項目があります。
改訂長谷川式簡易知能評価
- 年齢や見当識(時、場所)を答える
- 3つの言葉を覚えて繰り返し言う
- 計算する
- 覚えた数字を逆から言う
- 5つの物を覚えてもらい、隠した状態で物の名前を答える
- 野菜の名前をできるだけ多く答える
などがあります。
ミニメンタルステート検査
- 聞いた文を復唱する
- 紙に書かれた文を声に出して読む
- 文章を書く
- 図形を模写する
- 目を閉じる
- 紙を折る
など、簡単な項目を指示通りに実行できるかを評価するものがあります。
これらの認知機能検査の結果、認知機能低下が疑われた場合は、その原因を調べるために、必要に応じて血液検査や頭部画像検査(CT検査、MRI検査、SPECT検査など)、腰椎穿刺などを行うことがあります。
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最終更新日:
東日本橋内科クリニック 一般内科
平松 由布季 監修
(参考文献)
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