肩こりがある場合の受診の目安はありますか?
以下に挙げるいくつかの症状がある場合は早めに受診を検討しましょう。
肩こりは一般的な症状で多くの人が経験します。重くない症状であれば、自然に改善することが多いと考えても問題ありませんが、肩こりが長引いたり、ほかの症状と合わせて現れたりする場合は注意が必要です。以下のような場合は受診を検討してください。
突然始まった強い痛みを肩や首に感じる場合
頚椎椎間板ヘルニア(首の骨のクッションに障害)、石灰沈着性腱板炎(急な炎症を起こして肩関節の中に石灰がたまる)のような病気から、狭心症や心筋梗塞(心臓の血管がつまる)のような命に関わる病気の可能性もありますので早急に受診をしましょう。
腕にしびれや筋力低下がある場合
頚椎椎間板ヘルニアなど様々な首の病気の可能性があり整形外科の受診をしましょう。
頭痛、めまい、意識障害、嘔吐などの症状がある場合
脳卒中や脳腫瘍など脳の病気の可能性がありますので、救急科や脳神経内科の受診をしましょう。
呼吸困難、胸痛、動悸などの症状がある場合
心臓の病気や気胸や肺炎などの肺の病気の可能性があります。命に関わることもあるため、早急に救急科や循環器内科、呼吸器内科を受診するようにしましょう。
2〜3週間対策をしても効果がみられない場合
なにか病気が隠れている可能性や重度の肩こりの場合がありますので、整形外科や最寄りの内科を受診しましょう。
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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肩こりを解消するグッズには何がありますか?
温めやツボ押し、低周波電流などの電気刺激などによって、肩こりの症状が改善する可能性があります。
肩こりに湿布は効果がありますか?
湿布の効果は個人差があるため、症状が改善しない場合は診察を受けましょう。
肩こりがひどい場合、病院の何科を受診したらよいですか?
病気の可能性が疑われる場合は、整形外科またはお近くの内科を受診しましょう。
肩こりをすぐに解消するために、ストレッチやマッサージは効果的ですか?
ストレッチ等の軽い運動は肩こりの症状を軽くします。マッサージはやり方や効果に個人差があるため、症状があまり改善しない場合があります。
ひどい肩こりの治し方はありますか?
原因をはっきりさせることで、病院で処方される薬がひどい肩こりを改善または治してくれる可能性もあります。症状がひどい場合は医療機関を受診し、治療法を検討しましょう。
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