手の甲が痛い場合の治療や予防方法には何がありますか?
ケガが原因の場合には、圧迫・挙上・安静が治療になります。手の酷使が原因の場合には、手指を用いた重量物の扱いや細かい作業を避けることが治療にも予防にもなります。
手は日常生活でさまざまな場面で用いられます。そのため、ケガや手の酷使が痛みの原因となることが多いです。
ケガでは初期治療が重要となります。手の酷使が原因の場合では予防が特に重要ですが、すでに傷めてしまった場合にも痛みが起きにくいよう予防策を取ることが症状改善につながります。
ケガが原因の場合
ケガをしてしまった時は、以下の点に気をつけましょう。
- 出血があれば、出血部位をガーゼやハンカチで圧迫する
- 傷口を洗い、ごみを落とす(水道水でよい)
- 手をなるべく心臓より高く挙げる(挙上)
- 力を抜いて、動かさないようにする(安静)
手や指の酷使が原因の場合
手や指を酷使しすぎないよう、以下の点に気をつけましょう。
- 重量物を扱う作業や、指先の細かい作業が長期間連続しないように配慮する
- 仕事や家事に加え、趣味やスポーツでも使いすぎていないかを気をつける
- 必要に応じて、手や指のサポーターや装具を使用する
公開日:
最終更新日:
山田記念病院 整形外科 整形外科部長
濱畑 智弘 監修
(参考文献)
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