子供の耳鳴りにはどのような原因がありますか?
難聴を伴う耳の病気などがあります。
小児の耳鳴りは、難聴を伴う場合に特に多く見られます。耳鳴りの現れ方には、難聴の種類によって違いがあります。
感音難聴の場合
内耳や聴神経が障害される感音難聴では、「常に耳鳴りが聞こえる」と訴えることが多く、耳鳴りが持続的に続く傾向があります。主な原因には以下のものがあります。
- 突発性難聴
- 音響外傷
- 耳下腺炎性聾
- 頭部外傷
伝音難聴の場合
中耳の異常による伝音難聴では、「ときどき耳鳴がする」と訴える例が多く、耳鳴りの程度も比較的軽いことが多いです。代表的な疾患は以下の通りです。
- 滲出性中耳炎
- 耳管狭窄症
- 慢性中耳炎
- 側頭骨骨折
真生会富山病院 耳鼻咽喉科
阿河 光治 監修
(参考文献)
日本聴覚医学会.“耳鳴診療ガイドライン 2019年版”..https://audiology-japan.jp/wp/wp-content/uploads/2021/06/Web%E5%85%AC%E9%96%8B%E7%94%A8PDF%E3%83%95%E3%82%A1%E3%82%A4%E3%83%AB%EF%BC%9B%E8%80%B3%E9%B3%B4%E8%A8%BA%E7%99%82%E3%82%AB%E3%82%99%E3%82%A4%E3%83%88%E3%82%99%E3%83%A9%E3%82%A4%E3%83%B32019%E5%B9%B4%E7%89%881%E7%89%882%E5%88%B7.pdf,(参照 2025-07-28).
村井 和夫ほか.“小児の耳鳴に関す る臨床的研究”.J-Stage.https://www.jstage.jst.go.jp/article/audiology1968/36/4/36_4_249/_pdf/-char/ja,(参照 2025-07-28).
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