「自分を傷つける」とはどのような症状ですか?
リストカットをはじめとする故意に自分で自分の身体を傷つける行為を指し、「自傷行為」と言われます。
自傷行為とは、「自殺以外の意図から、非致死性の予測をもって、故意に、そして直接的に、自分自身の身体に対して非致死的な損傷を加えること」という定義があり、自傷行為をすることで、心の痛みが物理的な痛みに変換される側面や、脳内でエンケファリンやβエンドルフィンなどの脳内麻薬物質などが出ることで辛さが和らぎ、一時的に心の痛みを和らげる行為になります。
自傷をすることで、自分の意識から「つらい感情」「つらい出来事の記憶」を切り離して、「何も起こらなかった」「何も感じなかった」ことにしたり、「身体の痛み」によって「心の痛み」にフタをする行為でもあります。主に10〜20歳台が多く、自らの身体を傷つけた経験がある中高生は約1割認めるとする調査もあります。
自傷行為のことを、「故意に自分の健康を害する」症候群と呼ぶ医師もいます。
精神科・心療内科
日下 慶子 監修
(参考文献)
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