手首の痛みに対して、病院などでどのような治療が受けられますか?
原因によってさまざまです。怪我や手の使い過ぎが原因の場合は安静や固定などが行われます。それ以外の原因の場合には薬の内服や注射、リハビリ、手術などが行われることがあります。
手首の痛みになっている原因によって治療内容は変わります。
怪我が原因の場合
必要に応じてギプス、シーネによる固定が行われ、安静も重要となります。
外傷の程度が強い場合、例えば骨折や脱臼などでは、手術が行われることもあります。
手の使い過ぎが原因の場合
使い過ぎの場合も、固定や安静が重要となります。
また、例えばドゥケルバン病のような腱鞘炎の場合には、ステロイドの注射や手術が有効となります。
自己免疫性疾患の場合
リウマチなどの自己免疫性疾患では、薬の内服や注射による治療が一般的です。
その他、骨の疾患の場合
キーンベック病や尺骨突き上げ症候群などの骨の疾患では、手術が行われることもあります。
いずれの原因の場合にも、まずは適切な診断が重要となり、治療方針は患者さんそれぞれの状況で変わってきます。
症状に困っている場合は早めに整形外科を受診しましょう。
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
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Patrick L Reavey et al. Examination of the Wrist. Plast Reconstr Surg. 2021, 147, p.284-294.
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