「ケロイド」とはどのような病気ですか?
傷痕から発生し、もともとあった傷の範囲を超えて隆起性の病変が増殖・拡大する病気です。
ケロイドとは、けがや火傷、手術痕などの傷が治る過程で、もともとあった傷の範囲を超えて周囲の正常皮膚にも隆起性の病変が増殖・拡大する瘢痕です。皮膚に生じた傷が治る過程で生じます。治療に抵抗性があるため、皮膚に残ることが多いでしょう。
ケロイドの前段階として傷口が盛上がる肥厚性瘢痕と呼ばれる状態になり、傷口の範囲を超えて肥厚が拡大するとケロイドになります。
傷口に異常を感じたら、早めに皮膚科を受診して相談し、ケロイドの発症を防ぐようにしましょう。
公開日:
最終更新日:
富士在宅診療所 一般内科
本間 雄貴 監修
(参考文献)
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ケロイド
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ケロイドの原因は何がありますか?
怪我、熱傷、手術による刺激、細菌感染、異物への反応、炎症、傷口周囲の皮膚にかかる力などです。
ケロイドではどのような症状がありますか?
もともとの傷よりも広い範囲で傷痕が盛り上がるのに伴って、痛みやかゆみなどを生じます。
ケロイドには初期症状はありますか?
初期に限りませんが、特に耳たぶ、肩、胸部などにもとの傷よりも広い範囲で傷跡が盛り上がります。
ケロイドの場合、主にどのような治療をしますか?
ステロイド薬の注射や貼付薬の使用、飲み薬、レーザー治療、手術などがあります。
ケロイドが疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
形成外科、もしくは皮膚科を受診しましょう。
ケロイドが疑われる場合、病院を受診する目安はありますか?
もとの傷よりも広い範囲で傷痕が盛り上がり、痛みやかゆみを伴ったら受診しましょう。
ケロイドのセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
ケロイドは主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
第一選択はステロイド薬ですが、抗アレルギー薬や漢方薬も使われることがあります。
ケロイドで薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
主治医と治療方針を相談しましょう。
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