二重切開の傷跡が盛り上がっている場合、ケロイドですか?
二重切開(上まぶた)の傷跡がケロイドになることは極めて稀で、多くは「肥厚性瘢痕」です。
【部位の特徴】
上眼瞼(上まぶた)はケロイドや肥厚性瘢痕の発生がごくまれな部位とされています。したがって、二重切開の傷跡が真性のケロイドである可能性は低いです。
【肥厚性瘢痕の可能性】
傷跡が赤く盛り上がっている場合、肥厚性瘢痕(ひこうせいはんこん)の可能性が高いです。これは傷の治癒過程で炎症が長引くことで生じますが、以下の特徴があります。
- 傷の範囲を超えて広がることはありません。
- 術後数週間から数ヶ月で目立ち始めますが、通常は1年~2年程度で赤みが引き、平らで白い傷跡(成熟瘢痕)へと改善します。
【ケロイドとの違い】
ケロイドは、傷の範囲を超えて周囲の健康な皮膚へと広がり続け、自然には治りにくい病態です。胸や肩、耳などが好発部位です。
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日本医科大学付属病院形成外科 形成外科
初岡 佑一 監修
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