性暴力被害によりPTSDになった場合、どのようなケアが必要ですか?
性暴力被害によるPTSDの場合、心身のケアと、安全・安心できる環境づくりが重要になります。
1. 心理的なケア
- 専門家によるカウンセリング: 精神科医、臨床心理士など専門家によるカウンセリングは、PTSDの治療に不可欠です。認知行動療法(考えや行動を改善することで、気分を楽にしたり、ストレスを軽減させる心理療法)など、PTSDに効果的な心理療法を用いることがあります。
- 安全な環境での傾聴: 信頼できる人に話を聞いてもらうだけでも、気持ちが楽になることがあります。無理に話す必要はありません。
- 支援グループへの参加: 同じような経験をした人たちと気持ちを共有することで、孤立感を和らげることができます。
2. 身体的なケア
- 医療機関への受診: 性感染症や妊娠の可能性、その他身体的な問題がないか確認します。必要に応じて適切な治療を受けましょう。
- 十分な休息と栄養: 睡眠不足や栄養不足は、心身の回復を妨げます。バランスの取れた食事を摂り、十分な睡眠時間を確保しましょう。
- リラックスできる時間: 好きな音楽を聴いたり、入浴したり、アロマセラピーなど、リラックスできる時間を持つようにしましょう。
3. 生活環境の整備
- 安全な場所の確保: 安心して過ごせる場所を確保することが大切です。自宅が安全でない場合は、シェルターや一時保護施設などを利用することも検討しましょう。
- 周囲のサポート: 家族や友人など、信頼できる人にサポートしてもらいましょう。無理に頑張りすぎず、頼れる人に頼ることが大切です。
- 法的支援: 必要に応じて、弁護士などの専門家に相談し、法的支援を受けることも検討しましょう。
4. その他の注意点
- アルコールや薬物への依存を避ける: 一時的に楽になるかもしれませんが、根本的な解決にはなりません。むしろ症状を悪化させる可能性があります。
- 自分を責めない: 性暴力は決してあなたのせいではありません。自分を責めずに、回復に向けてゆっくりと進んでいきましょう。
性暴力被害によるPTSDからの回復には時間がかかることもありますが、適切なケアを受けることで、必ずよくなります。一人で悩まず、専門機関や支援団体に相談してください。
5. 相談窓口
性犯罪・性暴力被害者のためのワンストップ支援センターは、性犯罪・性暴力に関する相談窓口です。
- 全国共通の電話番号:#8891(お近くのワンストップ支援センターにつながります)
- NTTひかり電話から:0120-8891-77
各都道府県にも相談窓口があります。詳しくは内閣府男女共同参画局のウェブサイトをご覧ください。
東日本橋内科クリニック 一般内科
平松 由布季 監修
(参考文献)
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