成人T細胞白血病リンパ腫・慢性型
「成人T細胞白血病リンパ腫・慢性型」とは、HTLV-1感染を背景にT細胞ががん化し、比較的ゆっくり進行する病気です。皮疹、リンパ節腫大、だるさ、白血球増加などがみられます。HTLV-1キャリアで異常リンパ球や症状が続く場合は血液内科を受診しましょう。
東京慈恵会医科大学 総合医科学研究センター 悪性腫瘍治療研究部 腫瘍 血液内科
村橋 睦了 監修
病気について
原因はHTLV-1感染で、なりやすい人の特徴は九州など西南日本出身、高齢キャリアの方や家族歴です。
予後不良因子がない慢性型はゆっくり進みますが、予後不良因子がある場合は約2年です。
放置すると進行し、一部は急性型へ移行して、重症感染症や多臓器障害を生じ、命に関わることがあります。
急性転化とは、ATL慢性型が急性型などの進行の速いATLへ変化し、病状が悪化することです。
ATLそのものは日常生活で他人にうつりませんが、原因のHTLV-1は血液や母乳などで感染します。
ATLそのものは遺伝しませんが、原因のHTLV-1は母乳や血液などを介して感染することがあります。
特別な食事制限はありませんが、栄養バランスを保ち、体調に合わせた軽い運動を続けることが大切です。
症状について
受診について
治療について
慢性型のステージIでは、予後不良因子がなければ経過観察を行い、異常がある場合は全身治療を検討します。
慢性型のステージⅢでは、予後不良因子がなければ経過観察を行い、異常がある場合は全身治療を検討します。
予後不良因子がなければ経過観察を行い、急性型への移行や再発時は全身治療を検討します。
経過観察に終了時期はなく、病型変化や予後不良因子の有無を長期的に確認していきます。
血液検査や画像検査などをもとに、予後不良因子の有無や病状の広がりを評価し、治療方針を決めます。
慢性型のステージⅡでは、予後不良因子がなければ経過観察を行い、異常がある場合は全身治療を検討します。
手続きや支援について
検査について
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