痒疹(慢性・急性痒疹、妊娠性痒疹、色素性痒疹、多形妊娠疹など)
「痒疹」とは、強い痒みを伴うぶつぶつ(丘疹)やしこり(結節)がぱらぱらと散在する皮膚の病気です。原因には金属アレルギー、薬剤、心因性、虫刺され、妊娠、アトピー素因などがあり、腎不全や肝障害、悪性腫瘍など他の病気が原因となることもあります。慢性化すると日常生活に支障をきたすことがあります。痒みや丘疹が続く場合は皮膚科を受診しましょう。
大阪府済生会泉尾病院 皮膚科
野村 祐輝 監修
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「痒疹(慢性・急性痒疹、妊娠性痒疹、色素性痒疹、多形妊娠疹など)」とはどのような病気ですか?
強いかゆみを伴うぶつぶつやしこりを特徴とする皮膚の病気であり、さまざまな原因により発生します。
痒疹(慢性・急性痒疹、妊娠性痒疹、色素性痒疹、多形妊娠疹など)の原因は何がありますか?
金属アレルギー、薬剤、心因性、虫刺され、妊娠、アトピー素因、他の病気によるものなどさまざまあります。
ストレスは、痒疹の原因となりますか?
ストレスは痒疹の原因となり、さらに悪化させる要因にもなりえます。
痒疹は、ほかの人にうつりますか?
基本的にはうつりませんが、皮膚感染を起こしている場合にはうつることがあります。
妊娠性痒疹は、胎児への影響はありますか?
治療にステロイド外用薬を使用した場合でも、基本的に影響は少ないと考えられます。
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痒疹(慢性・急性痒疹、妊娠性痒疹、色素性痒疹、多形妊娠疹など)は主にどのような薬で治療しますか?副作用はありますか?
主にステロイド外用薬と抗ヒスタミン薬の内服で治療します。それぞれ軽度の副作用があります。
痒疹(慢性・急性痒疹、妊娠性痒疹、色素性痒疹、多形妊娠疹など)で薬が効かない場合、どうしたらよいですか?
ステロイド外用薬や抗ヒスタミン薬が効かなかった場合には、ほかのお薬やその他の治療法が検討されます。
痒疹(慢性・急性痒疹、妊娠性痒疹、色素性痒疹、多形妊娠疹など)の治療薬は、薬局で待たずに通販などのオンラインで購入する方法はありますか?
オンラインでも、お薬を購入することは可能ですが、医師の診察を受けてから購入することをおすすめします。
(参考文献)
佐藤貴浩ほか. 痒疹診療ガイドライン2020. 日皮会誌. 2020, 130, p.1607-1626.根東 義明ほか. オンライン診療の過去・現在・未来. 日大医誌. 2021, 80, 45–47 .佐伯 秀久ほか. アトピー性皮膚炎診療ガイドライン 2024. 日皮会誌. 2024, 134, 2741-2843.寺木 祐一. 妊娠とアトピー性皮膚炎
. アレルギー. 2014, 63, 147-154.公益社団法人日本皮膚科学会.痒疹(ようしん)・かゆみ Q2 - 皮膚科Q&A(公益社団法人日本皮膚科学会).公益社団法人日本皮膚科学会,https://www.dermatol.or.jp/qa/qa37/q02.html(参照 2025-02-25)
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