妊娠性痒疹は、胎児への影響はありますか?
治療にステロイド外用薬を使用した場合でも、基本的に影響は少ないと考えられます。
妊娠性痒疹は妊娠初期~中期に発生し、四肢や体幹にかゆみを伴う丘疹(ぶつぶつ)や小結節(しこり)ができるものです。
妊娠中のステロイド外用薬の影響を検討した研究では、口唇口蓋裂や早産との間には相関はみられないとされています。
出生時低体重に関しては、ステロイド外用の塗布量が影響しているという報告もありますが、これは、強いクラスのステロイドを全妊娠期間中に300gを超えて使用した場合の報告です。
このように、ステロイド外用薬は、妊娠中でも中等度クラスや、それ以下の強さのステロイドを一般的な使用方法で用いるのであれば、比較的安全と考えられます。
妊娠性痒疹の症状や治療について詳しく知りたい方は、かかりつけ医に相談しましょう。
また、受診や薬の待ち時間の負担が少なく、気軽に医師に相談できるオンライン診療サービスを利用するのもよいでしょう。
東日本橋内科クリニック 循環器内科 院長
白石 達也 監修
(参考文献)
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