アプレミラスト(オテズラⓇ)には、どのような効果がありますか?
炎症を抑える作用があり、尋常性乾癬、掌蹠膿疱症などの治療に使用されます。
アプレミラスト(オテズラⓇ)は、「ホスホジエステラーゼ4(PDE4)阻害剤」という分類のお薬です。この薬は、炎症に関わる酵素であるPDE4の働きを邪魔することで、細胞内で炎症を引き起こしたり、逆に炎症を抑えたりする物質のバランスを調整し、結果として炎症反応を抑えます。
このお薬が処方される主な疾患は、以下の通りです。
尋常性乾癬や乾癬性関節炎の場合、通常、ステロイド外用剤などの既存の全身療法で十分な効果が得られない患者さんや、難治性の皮疹や関節症状がある患者さんに投与されます。また、掌蹠膿疱症では、中等症から重症の膿疱・小水疱病変がある場合に使用されます。
病気が悪化するのを防ぐため、体調がよくなったと感じても、医師の指示なしに自己判断で服用を中止したり、量を調節したりしないことが重要です。
無所属 薬剤師
齊藤 由佳 監修
(参考文献)
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