ベーチェット病
「ベーチェット病」とは、皮膚や口内、性器に痛みを伴うただれが生じる病気です。ほかの症状として、発熱や全身の倦怠感、眼の痛みや関節痛などがあります。特に眼の症状については、放置すると失明に至るため、速やかな治療が必要です。ベーチェット病が疑われる場合には、内科や皮膚科、眼科、アレルギー・膠原病内科を受診しましょう。
手稲渓仁会病院 総合内科 アレルギー・膠原病内科 医長
中村 海人 監修
おすすめのQ&A
もっと見る病気について
口の中や性器の痛みを伴うただれや、皮膚の発疹、目のぶどう膜炎を特徴とする病気です。
ベーチェット病が患者さんから他人へとうつることはありません。
ベーチェット病は一般的に予後は悪くなく、死亡に繋がることはまれです。
腸管型ベーチェット病は、腸管潰瘍のために腹痛、下痢、下血などを起こす特殊型のベーチェット病です。
ベーチェット病の外陰部潰瘍は、陰部ヘルペスと比べて激しい痛みと深い潰瘍が特徴です。
ベーチェット病は国の指定難病のひとつです。
症状について
ベーチェット病の原因は不明ですが、遺伝的に発症しやすい人がいることが分かっています。
口の中や性器の痛みを伴うただれ、皮膚の発疹、目の痛みなどがあります。
繰り返しできる口内炎が多くみられます。
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
口や陰部にただれが生じます。また、全身の皮膚にも発疹ができることがあります。
ベーチェット病により疲れやすさを感じることがあります。
ベーチェット病を放置してしまうと失明に至ってしまう可能性がありますが、適切な治療によりリスクを大きく下げることができます。
口唇などに、痛みを伴う円形の潰瘍が繰り返し形成されるのが特徴です。
ベーチェット病においてもニキビのような症状は出ますが、その他にも結節や血栓性静脈炎などが見られます。
ベーチェット病の結節性紅斑は、下腿伸側(すね)や前腕に多くみられます。
治療について
受診について
検査について
診断について
(参考文献)
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