ベーチェット病の診断基準を教えてください。
ベーチェット病の診断では、主に患者さんの症状を基にした診断基準が用いられます。
ベーチェット病の主症状は、口腔粘膜のアフタ性潰瘍、外陰部潰瘍、皮膚症状、目症状の4つです。
また、副症状として、変形や硬直を伴わない関節炎、精巣上体炎(精巣上体炎)、回盲部潰瘍で代表される消化器病変、血管病変、中等度以上の中枢神経病変の5つがあります。
主症状が4つすべて出ている場合は完全型、主症状が3症状もしくは2主症状+2副症状の場合は不全型のベーチェット病と診断されます。
その他、ベーチェット病疑いや、腸管型・血管型・神経型の特殊病変と診断されることもあります。
公開日:
最終更新日:
亀田総合病院 アレルギー・膠原病内科
小田 修宏 監修
(参考文献)
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「ベーチェット病」とはどのような病気ですか?
口の中や性器の痛みを伴うただれや、皮膚の発疹、目のぶどう膜炎を特徴とする病気です。
ベーチェット病の原因は何がありますか?
ベーチェット病の原因は不明ですが、遺伝的に発症しやすい人がいることが分かっています。
ベーチェット病にはどのような症状がありますか?
口の中や性器の痛みを伴うただれ、皮膚の発疹、目の痛みなどがあります。
ベーチェット病には初期症状はありますか?
繰り返しできる口内炎が多くみられます。
ベーチェット病の場合、主にどのような治療をしますか?
ベーチェット病ではさまざまな異常が起きますので、それぞれの患者さんに合わせた治療が行われます。
ベーチェット病が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?また、病院を受診する目安はありますか?
繰り返す口内炎に加えて、皮膚や目、性器の症状がある場合は、症状に応じて内科や皮膚科、眼科、耳鼻科を受診しましょう。
ベーチェット病のセルフチェックはできますか?
解説欄のチェック項目をご確認いただくか、症状検索エンジン「ユビー」で質問に答えるだけでセルフチェックもできます。
ベーチェット病になると、どのような見た目になりますか?また、写真やイラストはありますか?
口や陰部にただれが生じます。また、全身の皮膚にも発疹ができることがあります。
ベーチェット病はうつりますか?
ベーチェット病が患者さんから他人へとうつることはありません。
ベーチェット病が原因で疲れやすくなりますか?
ベーチェット病により疲れやすさを感じることがあります。
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