ビラスチン（ビラノアⓇ）を食後に飲んでしまったのですが、大丈夫でしょうか？

ビラスチンを食後に服用すると、空腹時に服用するときと比べて効果が減弱することが考えられます。そのため、ビラスチンは空腹時に服用することとなっています。
一方、食後に服用することで、安全性などへの影響が現れるかどうかは現時点では明らかになっていません。食後に服用しても、病院を受診する必要はありませんが、気になる症状が出た場合は、医師または薬剤師に相談してください。

食後と空腹時の服用で効果に違いがあるとされている理由は、薬が血液中に入り作用する指標（バイオアベイラビリティ）に違いがあることが、臨床試験で確認されているためです。例えば、空腹時と比較して食後の服用では、体内に取り込まれた薬の量を示す指標が40%低下していました。そのため、主な臨床試験ではビラスチンは空腹時に投与され、その効果が確認されています。
なお、空腹時の服用とは、具体的には食事のおよそ1時間前または食後2時間以上後とされています。