腱板断裂のテストにはどのようなものがありますか?
腱板断裂の診断に参考となるテストとして、棘上筋テスト、ドロップアームテスト、インピンジメントテストなどがあります。
腱板断裂の診断に参考となるテストの一例をご紹介します。
棘上筋テスト
一方の腕を伸ばしたまま外側から上げていき、上げる途中での痛みや筋力を確認します。親指を上に向けた状態と下に向けた状態で分けて確認します。痛みが出たり、力が入らない場合には腱板の一部が切れている可能性があります。
ドロップアームテスト
腕を伸ばしたまま外側に90°上げて、その状態でキープします。その位置で腕をキープできなかったり、わずかな抵抗で腕を下ろしてしまった場合には陽性(腱板断裂の可能性がある)となります。
インピンジメントテスト
腕を横に90°上げて、肘を90°曲げます。この状態で手〜前腕を前や後ろに倒し、痛みがあれば陽性となります。
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最終更新日:
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
織田 弘美. 整形外科外来勤務ハンドブック. 南江堂. 2007
日本整形外科学会.“肩腱板断裂”.日本整形外科学会.https://www.joa.or.jp/public/sick/condition/rotatorcufftear.html,(参照 2024-03-19).
Todd May et al.“Rotator Cuff Injury”.National Library of Medicine.https://www.ncbi.nlm.nih.gov/books/NBK547664/,(参照 2024-03-19).
Nitin B Jain et al. The Diagnostic Accuracy of Special Tests for Rotator Cuff Tear: The ROW Cohort Study. Am J Phys Med Rehabil. 2017, 96, p.176-183.
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