腱板断裂の場合、主にどのような治療をしますか?
痛み止めの内服や注射、リハビリなどの保存療法を行います。保存療法で改善しない場合には、手術を行うこともあります。
腱板断裂では多くの場合、まずは症状の改善や緩和を目的とした保存療法を行います。
保存療法
保存療法の内容は以下の通りです。
鎮痛剤の内服や湿布
特に、夜間の痛みが強い時には鎮痛剤の内服や湿布が有効です。
注射
痛みに応じて、ステロイド剤やヒアルロン酸を肩に注射します。
リハビリ
肩の周囲の筋肉を強化し、スムーズに肩を上げられるように訓練します。また、肩が拘縮している場合、痛みに応じてストレッチを行います。
安静
怪我によって発症した外傷性腱板断裂では、三角巾を用いた数週間の安静が行われることもあります。
手術
保存療法で治らなかった場合には、手術を行う場合もあります。
関節鏡下手術
肩の関節の中に細いカメラを入れて、断裂した腱板を専用の糸で修復します。
直視下手術
皮膚を大きく開いて、直視下に確認しながら腱板を修復します。
肩の手術は整形外科の手術の中でも専門性の高い分野です。
手術の適応や方法についてはそれぞれの患者さんで異なるため、詳細は手術のできる病院で相談すると良いでしょう。
公開日:
最終更新日:
まつだ整形外科クリニック 整形外科
栗原 信吾 監修
(参考文献)
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