くも膜下出血

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最終更新日

退院後に気をつけることはありますか?

熱田リハビリテーション病院 一般内科

森岡 万里奈 監修

発症から時間が経った後に起こりやすい合併症である水頭症に注意しましょう。

解説

退院する際には、担当の先生から今後の受診について説明があると思いますので、わからないことがあればよく聞いておきましょう。
発症から時間が経ったあとに起こりやすい「水頭症」と呼ばれる合併症の有無などの確認のため、CTやMRIといった検査の定期的な受診を指示をされることがありますので、きちんと受診してください。
ご家庭では、処方された薬を忘れずに飲むとともに、血圧管理の徹底を心がけましょう。

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くも膜下出血の手術のタイミングや再手術の可能性について聞きたい

家族について相談したいことがあります。くも膜下出血についてです。軽い場合でも手術が必要なのか知りたいです。また、手術はどのくらいの期間後に行うのか、倒れた時にすぐ手術するのかも気になります。さらに、手術後に再手術が必要になることがあるのか教えてください。よろしくお願いします。

質問者のイラスト

20代 / 男性

ご家族の健康について心配されていること、よく理解できます。くも膜下出血についてのご相談ですね。

くも膜下出血について

くも膜下出血は、脳の表面にある血管が破れて出血する状態で、非常に重篤な病気です。以下に、あなたの質問にお答えします。

手術の必要性について

くも膜下出血が確認された場合、出血の原因となる動脈瘤(血管の膨らみ)が見つかれば、手術が必要になることが多いです。手術の目的は、再出血を防ぐために動脈瘤を閉じることです。手術の方法には、クリッピング(動脈瘤の根元をクリップで閉じる)やコイル塞栓術(動脈瘤の中にコイルを詰めて血流を止める)があります。

手術のタイミングについて

くも膜下出血が発生した場合、早急に手術が行われることが一般的です。特に、出血が確認された直後は再出血のリスクが高いため、できるだけ早く手術を行うことが推奨されます。ただし、患者の状態や出血の程度によっては、手術のタイミングが調整されることもあります。

再手術の可能性について

手術後に再手術が必要になることもあります。例えば、初回の手術で完全に動脈瘤が閉じられなかった場合や、新たな動脈瘤が発生した場合、その後の経過で血管攣縮や水頭症などが発生した場合も処置を行う場合があります。

受診の目安

くも膜下出血は非常に重篤な状態であり、突然の激しい頭痛、意識障害、嘔吐、視覚異常などの症状が現れた場合は、すぐに救急車を呼んで病院に運ばれることが重要です。これらの症状は、脳内の圧力が急激に上昇するために起こるもので、迅速な対応が必要です。

まとめ

くも膜下出血が確認された場合、動脈瘤の存在があれば手術が必要です。手術は通常、出血が確認された直後に行われますが、患者の状態によってはタイミングが調整されることもあります。再手術が必要になることもあります。状況によって行う治療は変わっていきますので、病院の医療チームと相談しながらの判断となっていくと思います。

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(参考文献)

日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン[追補2019]委員会. 脳卒中ガイドライン2015[追補2019],2019.
水野 美邦. 神経内科ハンドブック第5版. 医学書院, 2016.

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