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くも膜下出血を予防する方法はありますか?
熱田リハビリテーション病院 一般内科
森岡 万里奈 監修
禁煙、過度の飲酒をしないこと、高血圧をきちんと治療することなどが大切です。
解説
くも膜下出血は脳の中にできた血管のこぶ(動脈瘤)が破裂することで起こるため、動脈瘤を予防すれば発症しません。
動脈瘤の予防のためには、禁煙を行い、お酒の飲み過ぎを避けることが大切です。
また、高血圧の治療も重要なため、高血圧の持病がある方は病院を定期的に受診し、血圧の管理をしましょう。
また、脳ドッグなどでたまたま脳動脈瘤が見つかった場合、危険度は大きさや場所によって異なるため、治療の方針などについては専門の医師と相談しましょう。
- 家族に同じ病気の方がいる
- 高血圧がある
- 喫煙歴が長い
など、ある程度リスクをお持ちの方は、脳ドッグ受診の検討をおすすめします。
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※ 実績はユビー利用者の利用状況から集計しています。
関連する病気と症状
(参考文献)
日本脳卒中学会 脳卒中ガイドライン[追補2019]委員会. 脳卒中ガイドライン2015[追補2019],2019.
関連する質問
治療を開始してから治るまでの流れが知りたいです。
動脈瘤が見つかれば緊急手術を行い、その後2週間ほど薬を用いた治療を続けます。状態が安定したらリハビリを行っていきます。
実際、どのくらい怖い病気なのですか?
社会復帰可能な方と重い後遺症が残る方、亡くなる方がそれぞれ約3分の1ずつと言われています。
一般的にどのような治療を行いますか?
血圧を下げるなど、出血を増やさないための治療を行います。動脈瘤の再破裂を防ぐための手術を実施することもあります。
くも膜下出血はどのくらいの頻度で発生していますか?
日本における発症率は、10万人に20人程度だと言われています。
退院後に気をつけることはありますか?
発症から時間が経った後に起こりやすい合併症である水頭症に注意しましょう。
くも膜下出血に関連する病気や症状
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