副腎癌は転移しやすいですか?
転移しやすいかについての明確なデータはありませんが、診断時にすでに転移していることが多いがんです。
副腎癌が転移しやすいかを検討した明確なデータはありません。ただし、副腎癌は発見した時にすでに転移があり、進行していることが多いがんです。
WHOによる病期診断では、ステージ3、4が転移のある状態を意味します。診断時(発見時)の病期と割合は、以下のように報告されています。
診断時の病期と割合
- ステージ1(がんの大きさが5cm以下):14%
- ステージ2(がんの大きさが5cmを超えるが周囲に拡がっていないもの):45%
- ステージ3(周囲のリンパ節や組織に拡がっているもの):27%
- ステージ4(周囲の臓器やがんより離れた臓器に転移があるもの):24%
なお、副腎癌における一般的な転移部位は、
- 肺:40%〜80%
- 肝臓:40%〜90%
- 骨:5%〜20%
です。
公開日:
最終更新日:
医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
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