副腎癌の場合、主にどのような治療をしますか?
他臓器への転移がなければ手術、転移があれば副腎皮質ホルモン合成阻害薬による薬物療法を行います。
副腎癌の治療では、他臓器への転移の無いがんであれば、手術を行います。転移がある場合や、全身状態が悪く手術ができない場合は、副腎皮質ホルモン合成阻害薬であるミトタン(オペプリムⓇ)というお薬を使います。
手術の後に、ミトタン(オペプリムⓇ)を使用する治療法が有効であるという報告もあります。
標準的な化学療法(抗がん剤)は確立していませんが、化学療法や放射線療法を組み合わせたアジュバント療法について研究が進められています。
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医療法人社団メレガリ うるうクリニック関内馬車道 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
(参考文献)
Martin Fassnacht et al. European Society of Endocrinology Clinical Practice Guidelines on the management of adrenocortical carcinoma in adults, in collaboration with the European Network for the Study of Adrenal Tumors. Eur J Endocrinol. 2018, 179, G1-G46.
ヤクルト.“オペプリム”.医薬品医療機器情報提供ホームページ.https://www.info.pmda.go.jp/downfiles/guide/ph/800015_2499006M1026_2_00G.pdf,(参照 2024-04-16).
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