副腎癌が疑われる場合、何科を受診したらよいですか?
主な診療科は、内分泌科や内分泌外科、泌尿器科です。副腎癌は非常にまれながんで、専門的な検査ができる医療機関への受診が重要です。
副腎癌(副腎皮質がん)の診断・治療を行う主な診療科は内分泌科(内分泌内科)や内分泌外科、泌尿器科です。なお副腎癌は非常にまれながんです。ここでは、副腎癌が疑われるときに知っておきたい基本的な情報を解説します。
副腎癌(副腎皮質がん)とは
副腎癌は、腎臓の上にある副腎の外側(副腎皮質)から発生する悪性腫瘍です。非常にまれながんで、希少がんに分類されています(国立がん研究センター希少がんセンター)。10歳未満の小児や30〜40歳代に比較的多くみられるとされています(国立がん研究センター希少がんセンター)。健康診断や他の目的で行った画像検査で、副腎に腫瘍が偶然発見されることもあります(日本内分泌学会)。
副腎癌の症状
副腎癌の症状は、大きく2つに分けられます。
- ホルモンの過剰分泌による症状:副腎皮質はホルモンを分泌する臓器であるため、腫瘍がホルモンを過剰に産生すると、高血圧・高血糖・筋力低下・肥満(特に顔や体幹が太くなる)などの症状が現れることがあります(国立がん研究センター がん情報サービス)
- 腫瘍の増大による症状:腫瘍が大きくなると、腹痛や腹部の膨満感(お腹が張る感じ)が生じることがあります(国立がん研究センター希少がんセンター)
副腎癌の検査と診断の流れ
副腎癌が疑われる場合、血液検査や尿検査でホルモンの値を調べるとともに、CT(コンピュータ断層撮影)やMRI(磁気共鳴画像)などの画像検査で腫瘍の状態を確認します(国立がん研究センター希少がんセンター)。副腎腫瘍の診療ガイドラインでは、腫瘍が大きく、悪性(がんなど悪い病気)の可能性を完全に否定できない場合は、手術が検討されます(内分泌非活性副腎腫瘍診療ガイドライン2022年版)。腫瘍の大きさが4cm以上の場合は悪性の可能性があるため特に注意が必要です(日本内分泌学会)。
副腎癌が疑われるときの受診
副腎癌は希少ながんであり、診断や治療には専門的な知識と検査体制が求められます。原因不明の高血圧や体重増加、腹部の痛みなどの症状が続く場合や、画像検査で副腎に腫瘍が見つかった場合には、早めに医療機関への受診をご検討ください。がん診療連携拠点病院やがん相談支援センターに相談することも可能です(国立がん研究センター がん情報サービス)。
副腎癌について、特に知りたいことは何ですか?
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(参考文献)
日本泌尿器科学会・日本内分泌外科学会『内分泌非活性副腎腫瘍診療ガイドライン2022年版』第1版, メディカルレビュー社, 2022年
国立がん研究センター希少がんセンター『副腎皮質がん(ふくじんひしつがん)』https://www.ncc.go.jp/jp/rcc/about/adrenal_cancer/index.html.(参照 2026-09-17).
国立がん研究センター がん情報サービス『副腎皮質がん(副腎がん)』https://ganjoho.jp/public/cancer/adrenal_cancer/index.html.(参照 2026-09-17).
日本内分泌学会『副腎偶発腫瘍』(一般の皆様へ)https://www.j-endo.jp/modules/patient/index.php?content_id=33.(参照 2026-09-17).
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はまさき医院 糖尿病・内分泌科
濵﨑 秀崇 監修
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